ZPL-0402 画像生成 実測 24/25
主役の位置・余白・トリミング安全域を画像生成へ伝えるPrompt
構図指定を「考え始める」状態から「次の行動が決まる」状態へ。
最終表示比率と文字スペースに合わせ、被写体配置・前後関係・切れを防ぐ構図指示を作ります。
このPromptでできること
- 媒体の比率、主役と補助要素、文字を置く余白を入力すると、レイアウトの優先順位と構図参照の使い方を具体的な生成指示へ変えます。
必要なもの(入力項目)
- 完成媒体と縦横比・トリム予定
- 主役と補助要素・見せたい面
- 主役位置・視線/動きの方向
- 文字やロゴ用の空白領域
- 前景・中景・背景
- 避けたい重なり・欠け
- 構図参照画像と権利
- 使用モデルの比率/参照対応
解決できる悩み
- 構図指定で何を決めるべきか分からない
- 一般論しか出ず、自分のケースに使えない
- 重要な前提やリスクを見落とす
- 結果を実行可能な形へ落とし込めない
こんな人向け
- 画像生成の初心者
- 実務を時短したい担当者
- AIの出力を判断材料として使いたい人
使うタイミング
構図指定に着手する直前、既存案を見直すとき、または公開・実行前に抜け漏れを確認するとき。
プロンプト本文
{{ }} の部分を自分の情報に置き換えてから使ってください。
あなたは静止画像の構図ディレクターです。色や照明の提案より、フレーム内で「何がどこに見えるか」を先に確定してください。
完成媒体、比率、表示時の切り抜き:{{媒体・比率・トリム}}
主役と補助要素、主役の見せたい特徴:{{主役・補助要素}}
主役を置きたい位置、視線/動きの方向:{{主役位置・視線}}
後から文字・ロゴを載せる安全な余白:{{文字用余白}}
前景・中景・背景の関係:{{前景・中景・背景}}
避ける重なり、切れ、写り込み:{{重なり・欠けの禁則}}
構図だけ参考にする画像とその利用権:{{構図参照・権利}}
使用モデルの比率・構図参照機能:{{モデル対応}}
1. 主視線が最初に当たる焦点、2番目の要素、視線の抜けを定義する。三分割は候補であって必須ルールではない。
2. フレームを左/中央/右と前/中/後景で言葉の配置図にし、文字用の空白とトリミング安全域を分ける。
3. 生成モデルへ貼る『構図だけの追加指示』を作る。構図参照が使用可能で権利がある場合のみ参照画像と強度を検討し、人物/商品そのものの模倣には使わない。
4. サムネイル縮小と想定トリムをした時の焦点・文字領域・手足/商品輪郭の欠けを確認する。
出力:配置仕様、構図追加指示のコピー文、参照画像を使う/使わない理由、3つの目視QA。比率や参照機能が未確認なら設定可能と断定しないでください。
使い方
返ってくるもの
- 空間配置仕様、構図追加指示、構図参照の可否、トリム/縮小目視QA
調整のしかた
「用途」を変更すると対象が変わり、「サイズ・禁止要素」を具体化すると提案精度が上がります。
追加で投げると効く指示
- 初心者向けに手順を細かくしてください
- 上位3案を比較表にしてください
- 不足情報だけ質問してください
- リスクの高い順に並べてください
推奨モデル
画像生成モデル必須・画像入力対応推奨
実測の入力と出力
下は実際にAIへ通したときの入力と、そのとき返ってきた出力です(モデル: gpt-5.1-thinking / 2026-09-16)。作例ではありません。
このとき入力した内容を見る
あなたは静止画像の構図ディレクターです。色や照明の提案より、フレーム内で「何がどこに見えるか」を先に確定してください。 完成媒体、比率、表示時の切り抜き:YouTube のサムネイル(16:9・1280×720)。スマホの一覧表示では右下に動画の長さが重なって表示される。 主役と補助要素、主役の見せたい特徴:主役:キャンプ用のガスバーナーで湯を沸かしている手元(ケトルと炎)。補助:背景の森と朝もや。見せたい特徴:青い炎と湯気。 主役を置きたい位置、視線/動きの方向:主役は画面の右1/3に置きたい。湯気は左上に向かって流れる。 後から文字・ロゴを載せる安全な余白:左側 40% に大きな日本語タイトル(2行)を後から載せる。この範囲には細かい物を置かない。 前景・中景・背景の関係:前景:ケトルとバーナー(くっきり)。中景:テーブルの木目。背景:ぼけた森と朝もや。 避ける重なり、切れ、写り込み:右下(動画の長さ表示)に炎やケトルを置かない。ケトルの取っ手とバーナーの足を画面の端で切らない。人物の顔は入れない。 構図だけ参考にする画像とその利用権:自分が撮った写真(キャンプ場で撮影・自分に権利あり)を構図の参考にしたい。ただし写真のケトルは他社製品のロゴが見えている。 使用モデルの比率・構図参照機能:Midjourney を使う予定。--ar 16:9 は使ったことがある。構図だけを参照する機能があるかは確認していない。 1. 主視線が最初に当たる焦点、2番目の要素、視線の抜けを定義する。三分割は候補であって必須ルールではない。 2. フレームを左/中央/右と前/中/後景で言葉の配置図にし、文字用の空白とトリミング安全域を分ける。 3. 生成モデルへ貼る『構図だけの追加指示』を作る。構図参照が使用可能で権利がある場合のみ参照画像と強度を検討し、人物/商品そのものの模倣には使わない。 4. サムネイル縮小と想定トリムをした時の焦点・文字領域・手足/商品輪郭の欠けを確認する。 出力:配置仕様、構図追加指示のコピー文、参照画像を使う/使わない理由、3つの目視QA。比率や参照機能が未確認なら設定可能と断定しないでください。
返ってきた出力を見る
構図としては、「炎 → ケトル → 湯気」の三角形を右半分に閉じ込め、左40%を完全に文字面として残すのが最も安定します。湯気だけは左上方向へ動かしますが、タイトル領域には深く侵入させません。
1. 配置仕様
視線設計
第1焦点:青い炎+ケトル下部
位置:画面幅の 68〜74%付近、高さ55〜65%付近
「青い炎」が最初に見えるよう、炎の周囲に細かい物を置かない。
炎を右下まで下げず、右中央寄りに持ち上げる。
ケトル底面とバーナー上部を一体の焦点として見せる。
第2焦点:ケトル本体+注ぎ口
ケトル中心:幅70〜76%、高さ43〜50%付近
ケトル全体のシルエットを認識できるサイズ。
取っ手、注ぎ口、底面のどれもフレーム端に接触させない。
他社ロゴや文字は生成結果に入れない。
視線の抜け:湯気
注ぎ口付近から 左上方向へ。
ただし最終的な湯気の到達点は **幅45〜50%付近、高さ15〜25%**を目安にする。
左40%のタイトル領域まで大量の湯気を入れない。
「右下の炎 → ケトル → 左上の湯気」という斜めの視線移動を作る。
2. フレーム内の言葉による配置図
領域 前景 中景 後景
左 0〜40% 原則何も置かない 木製テーブルの単純な面だけ 森+朝もや。ただし細かい枝や強い輪郭なし
中央 40〜65% 湯気の通り道のみ 木目を弱く見せる ぼけた森。左とのつなぎ
右 65〜100% ケトル、青い炎、バーナー テーブル面 森+朝もや
文字用空白
左0〜40%=タイトル専用領域。
1280×720なら概算で 左0〜512pxです。
ここには、
ケトル
バーナー
炎
手
食器
木の枝など細かい輪郭
を入れない構成にします。
背景は存在して構いませんが、文字の後ろとして使える単純な面にします。
トリミング・UI安全域
スマホ表示などの差を考え、構図上の自主安全域として、
左右端ぎりぎり
上下端ぎりぎり
特に右下
には重要要素を置かないようにします。
右下は動画時間表示との衝突を避けるため、ケトル・炎・バーナー脚を右下角から離すのが重要です。動画時間表示の実寸は表示環境によって変わり得るため、固定pxの公式安全域としては扱わず、広めに避ける設計にします。
イメージとしては、
┌────────────────────────────────────┐
│ │
│ TITLE 湯気 ↖ │
│ TITLE ~~ │
│ ケトル │
│ ケトル │
│ 🔥 バーナー │
│________木製テーブル____ □ │
└────────────────────────────────────┘
↑
右下UI回避領域
です。
3. Midjourneyへ足す「構図だけの追加指示」
既存の画風・被写体プロンプトの後ろに加える用途なら、被写体説明を重複させず構図に寄せます。
編集
composition: close-up tabletop framing, primary focal point on the blue burner flame and the lower part of the kettle in the right third of the frame, kettle fully visible with its handle, spout, base, and burner legs comfortably inside the frame, no important subject touching the image edges. Keep the entire left 40 percent visually quiet and uncluttered as clean negative space for a two-line Japanese title. Steam rises diagonally from the kettle toward the upper-left, but remains mainly around the upper-center and does not fill the left title area. Wooden tabletop forms the midground, softly blurred forest and morning mist in the background. Keep the lower-right corner free of the flame, kettle, burner legs, and other important details for YouTube duration-overlay clearance. No human face, no visible product logo, no readable branding or lettering. Strong visual path: blue flame first, kettle second, steam leading toward the upper-left. --ar 16:9
Midjourneyの現在の公式ドキュメントでは、--ar 16:9 によるアスペクト比指定が案内されています。ただしアスペクト比は最終的な1280×720ピクセルそのものを保証する指定ではありません。
Midjourney
4. 参照画像は「使ってよい。ただし弱めから」
今回は自分で撮影し権利を持っている写真なので、参照候補にしてよいです。
現在のMidjourney公式仕様では、通常の Image Prompt は内容・構図・色などへ影響を与える参照方法として説明されています。また --iw で影響度を調整できます。つまり、完全な「構図だけを抽出して、物体その他には一切影響させない専用機能」と断定するのは避けた方がよいです。
Midjourney
今回なら、Style Reference は使いません。Style Reference は主に色・媒体・質感・照明などの「見た目」を移すための機能で、今回欲しい「配置」の用途とは違います。
Midjourney
参照写真を使う場合は、
Image Prompt +明確なテキスト構図指定
が適しています。
ただし元写真には他社ケトルのロゴがあるため、参照強度を最初から強くしすぎる必要はありません。Midjourneyの公式資料でも、Image Promptは画像をそのまま複製するものではなく、新しい生成物への参照として扱われます。
Midjourney
したがって、
参照写真 → 配置の補助
テキスト → 最終構図の主命令
ロゴ・商品固有形状 → 再現させない
という扱いを推奨します。
なお --iw の対応範囲はモデルバージョンによって異なるため、「この数値が必ず最適」と固定しません。公式にもバージョンごとの差が記載されています。
Midjourney
5. 生成後の3つの目視QA
25%程度まで縮小して、最初に青い炎が見えるか。
ケトル全体や森が先に目に入るなら、炎が小さすぎるか、周囲が複雑すぎます。「炎 → ケトル → 湯気」の順になれば合格。
左40%を半透明の長方形で覆ったつもりで確認する。
タイトル2行を置いたとき、ケトル・湯気・枝・手などの重要輪郭と衝突しなければ合格。湯気が左端まで流れている場合はNGです。
上下左右を少し隠し、さらに右下を長方形で隠して確認する。
ケトルの取っ手・注ぎ口・バーナー脚が欠けず、右下を動画時間表示で隠しても青い炎とケトルの識別が残るなら合格です。
この設計なら、三分割そのものを目的にせず、右側に「炎・ケトル・湯気」の視線導線、左側に文字面というYouTubeサムネとして機能する二層構造になります。
この出力になっていれば成功
- 主役と余白の位置が明示
- 前後の重なりが整合
- 文字安全域とトリム後の焦点が維持
使うときの注意
人物の同意、商標、著作権、利用規約を公開前に確認してください。
比率・参照機能未確認なら確定しない。三分割を機械適用せず、権利不明画像を参照に使わない。
参考にした一次情報: OpenAI Image Guide