「6号機のアイムジャグラー」と言われても、店のアイムがそれなのか分からない。「号機」は法令の言葉ではなく、業界団体の説明では、2018年2月1日に効き始めた規則の改正からが6号機です。
ZEN AI LABは北電子の検定情報で、今のジャグラー10機種の公示日を47都道府県ぶん、この日付と突き合わせました。10機種とも公示日は2019年11月以降でした。一方、マイジャグラーIVは2018年7月の導入でも、公示は2017年で、6号機ではありません。
読み終えると、自分の打つジャグラーが6号機の時期の台かどうかを、公式の情報で確かめられます。
ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。
今のジャグラー10機種は、すべて2018年2月1日より後に検定を受けた
パチスロは、機種の設計ごと(型式)に、メーカーが公安委員会の検定を受けます。北電子の製品検定情報には、都道府県ごとに「公示日」と期限日が載っています。公示日は、その県で検定が出た日です。
業界団体が運営するパチスロサミットONLINEの機種検索で「ジャグラー」と入れると、10機種が出てきます。この10機種の、47都道府県でいちばん早い公示日と、導入日を並べました。
| 機種 | 型式名 | 公示日(最も早い県) | 導入日 |
|---|---|---|---|
| マイジャグラーVI | SマイジャグラーVI KK | 2025年11月11日 | 2026年10月5日 |
| ネオアイムジャグラーEX | SネオアイムジャグラーEX-KK | 2024年7月16日 | 2025年9月1日 |
| ウルトラミラクルジャグラー | SウルトラミラクルジャグラーKT | 2024年3月18日 | 2024年12月2日 |
| ミスタージャグラー | SミスタージャグラーKK | 2023年9月8日 | 2024年7月22日 |
| ジャグラーガールズSS | SジャグラーガールズSS‐KH | 2023年9月8日 | 2024年4月8日 |
| ゴーゴージャグラー3 | Sゴーゴージャグラー3KA | 2023年1月23日 | 2023年7月3日 |
| ハッピージャグラーVIII | SハッピージャグラーVⅢEA | 2022年7月4日 | 2022年10月24日 |
| ファンキージャグラー2 | Sファンキージャグラー2KT | 2021年4月12日 | 2021年10月4日 |
| マイジャグラーV | SマイジャグラーⅤKD | 2020年10月23日 | 2021年12月6日 |
| アイムジャグラーEX | SアイムジャグラーEX-TP | 2019年11月25日 | 2020年12月14日 |
いちばん古いアイムジャグラーEX(2020年導入の型式)でも、公示日は2018年2月1日の1年9か月あとです。10機種とも、業界でいう6号機の時期に検定を受けた型式です。パチスロサミットONLINEのこのアイムジャグラーEXのページは、URLにも「6号機」と入っていました。
このアイムジャグラーEXと、2024年に検定を受けたネオアイムジャグラーEXは、型式名も検定の時期も別の機種です。ネオアイムの設定ごとの数字はネオアイムジャグラーEXの設定ごとの確率の記事に、9機種の確率表はジャグラーの種類と違いにまとめています。
知恵袋には「6号機のアイムジャグラーって今年12月9日で全て撤去されるんでしょうか?」という質問もありました(Yahoo!知恵袋・2025年11月28日)。台を置ける期間は、検定の期限と、店が受ける認定の期限で区切られます。北電子が出しているのは撤去日ではなく県ごとの検定の期限日です。くわしくはマイジャグラー5の撤去日はいつまで?に書きました。
「号機」は法令の言葉ではない。整数は規則の改正、小数は業界の内規
パチスロの検定の基準は、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則に書かれています。いまの版の本文で数えると、「号機」の語は0回でした。
では、号機の数字は誰が決めているのか。日電協(日本電動式遊技機工業協同組合)と回胴式遊技機商業協同組合が運営するパチスロサミットONLINEの公式コラムには、次のように書かれています。
基本的に、この遊技機規則以上が改正されると6.5号機の整数「6」の数字が1つ足され
小数のほうは、日電協の内規が変わったときに0.1ずつ足される、という説明です。内規は、規則の範囲の中で業界が自分たちで決めている決まりです。同じコラムには「2018年(平成30年)2月1日に改正された遊技機規則が施行され、6号機時代の幕開けとなりました。」ともあります。
規則の側でも、平成29年の改正規則の附則に「この規則は、平成三十年二月一日から施行する。」とありました。日付は合っています。

ジャグラーが6.何号機か、という区分は見つかりませんでした。機種検索で号機を6.0号機から6.6号機まで1つずつ選ぶと、「ジャグラー」は6通りとも0件です。検索画面には「※ノーマルタイプ検索は「全て」を選択してください」とあり、ジャグラーの10機種はどれもタイプが「ノーマル」でした。コラムの小数の説明は、ほとんどが有利区間(押し順ナビなどを出せる区間)の話です。
導入日では決まらない。マイジャグラーIVとゴーゴージャグラー2は6号機ではない
マイジャグラーIVは、北電子の製品一覧で2018年7月の導入です。ところが検定情報の公示日は、2017年12月7日〜2018年1月4日でした。2018年2月1日より前です。ゴーゴージャグラー2も同じで、導入は2019年4月、公示日は2017年10月18日〜11月13日でした。
どちらも、改正前の規則で検定を受けた型式です。今の10機種でも、公示日から導入までは3〜14か月あいていました。導入日は検定より後の日付なので、号機の境目を見るなら公示日です。

検索の多い「ミラクルジャグラー 6号機」も、公示日で見られます。スーパーミラクルジャグラーの公示日は2017年2月17日〜3月13日、ミラクルジャグラーK(2011年導入)は2011年8〜9月でした。どちらも2018年2月1日より前です。6号機の時期にあたるのは、2024年3月に公示されたウルトラミラクルジャグラーのほうです。
公式の情報で言えるのは、公示日がこの日付の前か後かまでです。
- 公示日が2018年2月1日より前: 改正前の規則の型式で、6号機ではありません
- 公示日が2018年2月1日より後: 業界でいう6号機の時期の型式です
後のほうを「前」と同じくらい言い切れないのは、改正の附則があるからです。施行の時点で申請中だった型式などは、施行後に検定が出ても改正前の規則によります。どちらの規則で試験されたかは、検定の公示に含まれません。ただ、今のジャグラー10機種は、いちばん早い公示でも1年9か月あとです。

自分の打つジャグラーが6号機の時期の台か、確かめる手順
- 北電子の製品一覧で、その機種の製品ページを開きます。同じ名前の機種が何台もあるので、導入の年月で選びます
- 製品ページの「製品検定情報」を押し、自分の県の公示日を見ます
- 公示日を2018年2月1日と比べます
同じ「アイムジャグラーEX」の名前で、2006年に公示された型式もあります。北電子の検定情報では、その期限日は2009年でした。名前だけで調べると、別の型式の情報に行き当たることがあります。
今のジャグラーに天井があるかは、ジャグラーの天井の記事で確かめています。
店にどの機種が何台あるかは、店の台の一覧を日ごとに見ないと分かりません。何日分も手で写すのは手間なので、記録を集めて残す道具を末尾で紹介します。
店の機種と台数を、毎日ためて見返すなら
手元の3店のデータでは、機種名の欄に「号機」の語は1回も出てきませんでした。ジャグラーは「マイジャグラーV」「ファンキージャグラー2KT」のような名前で、全部で8機種です。
MinRepo Collectorは、ZEN AI LABが作った自社ツールです。みんレポ(スロットのデータサイト)の店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。
- 取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足していきます。機種名と台番号が日ごとに残るので、店の機種や台数の変わり方を見返せます
- 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
- 無料版は、登録できる店舗が1件、期間は直近7日までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります
くわしくはMinRepo Collector 無料版のページと、MinRepo Collectorのページにあります。
自分の店のデータを、何週間分もためて見返すなら

MinRepo Collector は、みんレポの店の全台データ(回転数・BIG・REGなど)を期間を指定して集め、店・機種・台番号ごとに見返せる自社ツールです。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません。
- ココナラ:1,000円(人数限定の価格)
- note:3,000円(中身は同じ v1.2.5)
- 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
確かめたことと、データでは分からないこと
確かめたことは、次のとおりです。
- 規則は、e-Govから取得した原文(2026年10月10日取得)で「号機」を数えました。2026年11月6日にe-Govの改正履歴を見て、それが2025年11月28日施行の最新版だと確かめました
- 2018年2月1日施行の改正は、平成二十九年国家公安委員会規則第九号です。附則の施行日と経過措置は原文で読みました
- 10機種のうち9機種の公示日は、2026年10月10日に北電子の製品検定情報で47都道府県ぶんを読み取った記録です。残りのアイムジャグラーEXと旧型式は、2026年11月6日に読みました
- 旧型式は、2006年のアイムジャグラーEX・マイジャグラーIV・ゴーゴージャグラー2・スーパーミラクルジャグラー・ミラクルジャグラーKです
- 導入日は、パチスロサミットONLINEの機種検索(2026年11月6日)の日付です。旧型式は、北電子の製品一覧(2026年11月6日)の年月です
- 号機の絞り込みは、6.0号機と6.5号機を2026年11月6日に試しました。ほかの4通りも0件だったことは、ZEN AI LABの検証担当の同じ日の記録です
- 検定で公示される事項は、警察庁の解釈運用基準(2026年7月1日付け)を確かめた検証担当の記録を使いました
- 手元の3店のデータは、キクヤ堺本店(2026年3月23日〜10月8日)、123宝塚店(5月24日〜9月5日)、パーラースーパーセブン新中野店(6月5日〜9月3日)のものです
このデータでは分からないことは、次のとおりです。
- 店に置かれている1台1台が、どの型式か。店の台の型式は公表されていないので、外からは分かりません。同じ名前で型式が複数ある機種は、導入の時期で見分けるしかありません
- 号機の小数(6.0〜6.6)が何で決まるかの細かい中身。業界団体の内規で、内容は公表されていないので、外からは分かりません
- 改正の前と後で、条文がどう変わったか。この記事では、いまの規則と附則だけを読んでいます
- この記事の日付は公式の情報の写しで、店の台の入れ替えや撤去の時期を示すものではありません
まとめ
- 店の台が6号機の時期の台か知りたいときは、機種の製品検定情報で自分の県の公示日を見ます
- 導入日では決めません。マイジャグラーIVのように、導入が後でも公示が前の台があります
- 同じ名前の機種は、導入の年月で型式を選び分けます

