差枚が−1,000枚の台を、閉店まであと3,000回転打つとします。途中で一度でも±0まで戻るのは、マイジャグラーVの設定1で16.8%、設定6でも56.1%です。閉店の時点で±0以上なのは、設定1で7.7%、設定6で42.2%でした。
設定1なら、戻るより、さらに−2,000枚まで凹むほうが多くなります(32.8%)。台の凹みは前に打った人の分で、途中から座るなら、あなたの差枚は0から始まります。続けるかは、この割合を見たうえで、打つ前に決めた金額で決めてください。
知恵袋には「凹み分取り戻して」プラスで終わった、という話もありました(Yahoo!知恵袋・2026年)。取り戻せる日はあります。ただ、それがどれくらいの割合かを、公式の確率から設定ごとに計算しました。
ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。
−1,000枚の台が±0に戻る割合は、残りの回転数と設定で決まる
北電子が公開しているのは設定ごとの確率で、前の当たりや凹みで確率が変わるという記載はありません。この記事は、毎回転が前と無関係に抽選されると置いて計算しています。台の抽選の中の仕組みは公表されていないので、外からは分かりません。
この前提では、−1,000枚まで凹んだことは、この先の当たりを変えません。±0に戻るには、この先で+1,000枚ぶん増える必要があります。それが起きるかは、台の設定と、残りの回転数で決まります。
マイジャグラーVで、設定ごとに4万本ずつ、1回転ずつ乱数で打って数えました。一度でも±0に届いた割合です。
| 残り(1時間800回転) | 設定1 | 設定4 | 設定6 |
|---|---|---|---|
| 1,000回転(約1時間15分) | 4.3% | 8.3% | 14.6% |
| 2,000回転(約2時間30分) | 11.2% | 22.1% | 38.6% |
| 3,000回転(約3時間45分) | 16.8% | 33.2% | 56.1% |
| 5,000回転(約6時間15分) | 24.1% | 48.5% | 76.3% |
時間は、ZEN AI LABの店のデータから推定した1時間約780〜800回転のうち、800回転で割りました。休まず回した場合の目安で、休むとこれより少なくなります。
閉店まで1時間ちょっと(1,000回転)なら、設定6でも±0に戻るのは7台に1台ほどです。
閉店の時点で±0以上なのは、一度戻る割合よりずっと少ない
一度±0に届いても、そのあとまた下がることがあります。閉店の時点で±0以上で終わる割合は、もっと少なくなります。

あと3,000回転で、閉店時に±0以上なのは、設定1で7.7%、設定4で20.3%、設定6で42.2%です。
逆に、途中で−2,000枚まで下がる割合は、設定1で32.8%、設定6で5.9%でした。設定1で5,000回転打つと、50.5%が一度は−2,000枚まで下がります。
閉店時の差枚の散らばりも見ておきます。あと3,000回転で、真ん中は設定1で−1,300枚、設定6で−190枚です。10回に8回は、設定1なら−2,350枚から−130枚、設定6なら−1,350枚から+1,080枚のあいだに入ります。

設定1では、残りが長いほど真ん中がさらに下がります。設定6では、残りが長いほど上がります。今の−1,000枚は、この先の当たりを変えません。±0に届くかは、残りの回転数で+1,000枚を取れるかで、それは設定で決まります。凹みがもっと深ければ、届く割合は下がります。
どこで見切るかの線を先に決めて、数字と比べる考え方は、ジャグラーのやめどきは何回転?にまとめています。
「戻ったらやめる」と決めても、1回転あたりの損得は変わらない
「±0に戻ったらやめる。戻らなければ閉店まで打つ」と決める人もいると思います。この決め方で、あと3,000回転の場合を数えました。
- 設定1: 戻ってやめられるのは16.8%。戻れなかった残りの台の真ん中は、閉店時に−1,480枚
- 設定6: 戻ってやめられるのは56.1%。この先の増減の平均は+619枚で、閉店まで打つ場合の+847枚より約230枚少なくなります
平均で見ると、設定1でこの先の増減は−247枚でした。閉店まで打ち切る場合の−267枚より少ないのは、打つ回転数が減るからです。1回転あたりの損得は、公式の出玉率から出る値とほぼ同じでした(−247枚に対して式では−249枚)。
決め方で変わるのは、結果の散らばり方です。平均は、打つ回転数と台の設定で決まります。
台の凹みは、前に打った人の分
データカウンターの差枚は、その台の今日の合計です。凹んだ台に途中から座るなら、あなたの差枚は0から始まります。
台が−1,000枚から±0に戻るとき、そのあいだに座っていた人は+1,000枚です。凹んでいることは、この先の当たりを増やしません。ハマったあとに当たりやすくなるかは、ジャグラーのハマり後は爆発する?で計算しました。
台の設定の見込みは、凹みの深さより、総回転数とBIG・REGの回数で読みます。ジャグラー設定判別ツールに数字を入れると、幅で見られます。
続けるかどうかは、打つ前に決めた金額で決めます。凹んだ分を取り返すために上限を動かさないでください。パチスロは、なくなっても困らないお金と時間の範囲で遊ぶものです。のめり込みが心配なときは、厚生労働省が相談先として挙げる保健所や精神保健福祉センターがあります(厚生労働省「依存症対策」)。
実データで言える範囲:長く回った台日に大きな凹みが少なくても、「戻った」とは読めない
店のデータにあるのは、1日の終わりの差枚だけです。途中で−1,000枚だった台が戻ったかどうかは、実データでは数えられません。
数えられるのは、1日の終わりに−1,000枚以下だった台日の割合です。キクヤ堺本店のマイジャグラーV(2026年3月23日〜10月8日)を、1日の回転数で分けました。1台日は、1台の1日ぶんです。

実データでは、3,000〜4,999回転の台日で19.8%がいちばん高く、8,000回転以上の2,262台日では1.3%でした。
これを「長く打てば凹みは戻る」と読むことはできません。全台を設定1にして、回転数を結果と無関係に決めると、−1,000枚以下は回転数が増えるほど多くなります(8,000回転以上で46.0%)。
一方、凹んだらやめる人を混ぜた仮のやめ方を入れると、同じ設定1でも8,000回転以上は18.7%まで下がりました。凹んだ台は途中でやめられ、長い台日に残りにくいからです。
実データの1.3%は、それよりさらに少ない数字です。どこまでがやめ方で、どこからが台の設定の違いかは、分けられません。店の設定は公表されておらず、やめた理由もデータに入っていないからです。
自分の店の台の差枚を、毎日ためて見返すなら
MinRepo Collectorは、ZEN AI LABが作った自社ツールです。みんレポ(スロットのデータサイト)の店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。この記事のキクヤ堺本店のデータは、v1.0.7で取得しました。
- 取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足していきます
- 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
- BIG・REGの回数を集められるのは有料版です。無料版は登録できる店舗が1件、期間は直近7日までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります
集められるのは1日の終わりの数字で、途中の差枚は入りません。取得の流れと画面を試すならMinRepo Collector 無料版のページを、BIG・REGまでためるならMinRepo Collectorのページを見てください。
自分の店のデータを、何週間分もためて見返すなら

MinRepo Collector は、みんレポの店の全台データ(回転数・BIG・REGなど)を期間を指定して集め、店・機種・台番号ごとに見返せる自社ツールです。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません。
- ココナラ:1,000円(人数限定の価格)
- note:3,000円(中身は同じ v1.2.5)
- 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
確かめたことと、データでは分からないこと
確かめたことは、次のとおりです。
- 公式の確率と出玉率は、北電子のマイジャグラーVの製品ページを2026年10月9日に実ブラウザで読み取った値です。2026年10月23日にも同じ値でした。表の下には「※上記数値は工場データから算出した予測値です。」とあります。獲得枚数(BIG約240枚・REG約96枚)は、北電子の特設サイトの記載(2026年10月10日に読み取り)です
- 小役(ぶどうなど)の確率は公式に無いので、小役のぶれ(1回転あたり3.593枚)は、キクヤ堺本店のマイジャグラーV 19,703台日の実データから推定した値を使いました。小役の平均は、公式の出玉率に合うように置きました
- 乱数は設定ごとに4万本です。閉店まで打ち切った場合の平均は、出玉率から出る式の値との差が、どの組でも13枚以内でした
- 条件(残りの回転数・数えるもの)は、計算の前に文書で決めました
- 実データの割合とやめ方の模擬は、2026年11月6日の検証(全台を設定1や6に固定した乱数で、9通りの仮のやめ方を試したもの)の結果です。実データは、みんレポのキクヤ堺本店の公開データ(10月8日のページほか)で、1日の回転数が500に届かない台日などを外しています。みんレポには、データは独自調査値で実際とは異なる可能性がある、という注意書きがあります
- 時間の目安(1時間約780〜800回転)は、3店のよくまわった台日の総回転数を、ぱちタウンに載っている営業時間で割った推定です。780〜800回転は123宝塚店とキクヤ堺本店の値で、台日の少ない新中野店は約689回転でした
データでは分からないことは、次のとおりです。
- 打っている途中の差枚は、公開データに無いので、実データでは数えられません。この記事の「戻る割合」は乱数の模擬です
- 台の実際の設定は、店が公表していないので分かりません
- G数(回転数)にボーナス中のゲームが入るかは、みんレポのジャグラーについては書かれていません。この記事は、通常の回転数として計算しました
- 実データの数字は、キクヤ堺本店の2026年3月23日〜10月8日のマイジャグラーVのものです
- この記事の数字は確率の計算と過去の集計で、特定の台や将来の結果を保証するものではありません
まとめ
「±0に戻ったらやめる」と決めても、1回転あたりの損得は変わりません。変わるのは結果の散らばり方です。そして途中から座るなら、台の凹みに関係なく、自分の差枚は0から始まります。
- 残りの時間を回転数に直します(1時間約800回転が目安)
- 上の表で、設定1と設定6のあいだのどこにいそうかを、総回転数とBIG・REGで考えます(あと3,000回転なら16.8%〜56.1%)
- 続けるかどうかは、打つ前に決めた金額で決めます。凹みを取り返すために上限を動かしません

