前の人が大きくハマってやめた台でも、次の人が千円ほどで当てる確率は上がりません。北電子の公式の確率でZEN AI LABが計算すると、ネオアイムジャグラーEXの設定1で、次の人が35回転以内に当たる確率は18.8%でした。前の人が当たった直後にやめた台と同じです。
それでも、この場面はよく目に入ります。知恵袋にも「大ハマりで当たらずやめると次の人がすぐに当たり連チャンするのはなぜ?」という質問がありました。「辞めたら次の人に千円で当てられて14連されました」という人もいます。
読み終えると、前の人のハマりが次の人の確率に関係するのか、そして同じ場面が島で1日に何回起きるかが分かります。
ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。
前の人が何回転ハマってやめても、次の人の千円ぶんの確率は同じ
計算には、北電子のネオアイムジャグラーEXの製品ページの確率を使いました。BIG(大きいほうの当たり)とREG(小さいほうの当たり)を合わせた確率は、設定1で1/168.5、設定6で1/127.5です。表の下には「※上記数値は工場データから算出した予測値です。」とあります。
前提は、毎回のゲームが前の結果に関係なく、同じ確率で抽選されることです。千円で何回転できるかは、公式の値がありません。店の貸し方や、途中の小役の戻りで変わります。そこで30回転・35回転・40回転の3通りを置きました。
| 次の人が当たるまで | 設定1 | 設定6 |
|---|---|---|
| 30回転以内 | 16.4% | 21.0% |
| 35回転以内 | 18.8% | 24.1% |
| 40回転以内 | 21.2% | 27.0% |
この計算には、前の人が何回転ハマっていたかを入れる場所がありません。次の人の35回転は、どの台でも同じ35回の抽選だからです。
式だけでは実感しにくいので、乱数でも数えました。設定1の当たりの間隔を1,000万個作り、「前の当たりから何回転当たらずにやめたか」で場面を分けています。やめた次の35回転以内に当たった割合です。

800回転ハマってやめた場面は8万5,225回ありました。そのうち次の35回転で当たったのは18.7%です。当たった直後にやめた場面の18.8%と、偶然のぶれの範囲で同じでした。
台の設定が分からない場合も計算しました。設定1〜6が同じ割合で置かれていると仮定すると、何も見ていない台で次の35回転以内に当たる確率は21.6%です。前の人の800回転ハマりを見た台では20.5%でした。ハマりを見ると、確率の低い設定の見込みが少し上がるからです。上がることはなく、わずかに下がります。
ハマった台のその後の100回転や、「爆発」の数え方は、ジャグラーのハマり後は爆発する?で計算しています。
20台の島なら、「やめた直後に次の人が当てる」は1日に平均8.6回起きる
確率が同じなら、なぜ何度も見かけるのか。理由は、やめる人の数にあります。
20台の島の1日を、乱数で作りました。全部が設定1で、各台8,000回転です。打つ人の動きは、次のように仮定しました。
- 前の当たりから(座ってからは座った時点から)500回転当たらなかったら、やめる
- やめたら、すぐ次の人が座る
この島を1万日ぶん作ると、500回転ハマってやめる場面は、1日に平均45.6回ありました。そのうち、次の人が35回転以内に当てた場面は平均8.6回です。

1万日のうち、この場面が1回も起きなかったのは2日だけでした。島を見ていれば、ほぼ毎日どこかで起きる出来事です。
やめる線を300回転にすると、入れ替わりが増えます。やめる場面は1日179.6回、すぐ当てた場面は33.7回になりました。回数は仮定しだいで変わります。変わらないのは、やめた場面のうち次の人がすぐ当てる割合です。
やめた場面の残り8割は、すぐには当たっていない
500回転でやめる島で、やめた後に次の人の最初の当たりがいつ来たかを分けました。
| 次の人の最初の当たり(500回転でやめる島) | 割合 |
|---|---|
| 35回転以内 | 18.9% |
| 36〜100回転 | 26.0% |
| 101〜500回転 | 49.9% |
| 次の人も500回転当たらずにやめた | 5.1% |
次の人が35回転以内に当てるのは、5回に1回弱です。半分以上は101回転以上かかり、20回に1回は次の人も500回転ハマってやめています。
やめる線を300回転にした島とも並べました。

35回転以内に当てる割合は、線を変えても18.8%と18.9%で同じでした。違うのは、次の人もハマってやめる割合です。300回転の線なら16.8%、6回に1回ほどになります。
「次の人もハマった」場面は、当たりの点滅も連チャンも無いので、目に残りにくい場面です。悔しい場面だけを覚えていると、「やめた後はすぐ当たる」と感じやすくなるのかもしれません。これはZEN AI LABの考えで、確かめてはいません。
知恵袋の「14連」がどう数えた連チャンかは、文面からは分かりません。連チャンがどのくらいの割合で起きるかは、ジャグラーの連チャン確率に表があります。
「やめなければ自分が当たっていた」とは言えない
次の人が当てた台を見ると、「続けていれば自分が当てていた」と思いがちです。
くじ(内部抽せん)の時機は、法令の規則に書かれています。「回胴回転装置を作動させたときからすべての回胴の回転の速さが一定となるまでの間に行われる」というものです。くじは、レバーを叩いてからリールの回転がそろうまでの間に、1ゲームごとに引かれます。
前の人が続けていたら、次の人と同じゲームで同じくじが出たのか。それは誰にも確かめられません。言えるのは、続けた場合も、次の35回転で当たる確率は同じ18.8%だったということです。裏を返すと、続けていても千円ぶんで当たらない確率は81.2%です。やめたこと自体が、悪い選び方だったとは言えません。
台を離れるときに決めておくこと
やめどきの正解は、確率からは出ません。後で悔しくならないように、決めておけることは2つです。
- やめる線(何回転・いくらまで)は、座る前に決めます。線の引き方と、各設定の台がその線にかかる確率はジャグラーのやめどきに書きました
- やめた台を次の人が当てても、それはやめた場面の約5回に1回起きることだと考えます
遊ぶ金額と時間は、打つ前に決めておくのがおすすめです。のめり込みが心配なときの相談先として、厚生労働省は保健所と精神保健福祉センターを挙げています(厚生労働省「依存症対策」)。
前の人のハマりは手がかりになりませんが、同じ台の回転数とBIG・REGを何日分も並べると、その台の数字がどのくらいばらつくかは見えてきます。ただ、毎日データサイトから台ごとに写すのは手間がかかります。
自分の店の台の記録を、毎日ためて見返すなら
MinRepo Collectorは、ZEN AI LABが作った自社ツールです。みんレポ(スロットのデータサイト)の店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。
- 取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足していきます
- 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
- BIG・REGの回数を集められるのは有料版です。無料版は登録できる店舗が1件、期間は直近7日までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります
集めるのは1台の1日の合計なので、当たりごとの回転数は入りません。取得の流れと画面を試すならMinRepo Collector 無料版のページを、BIG・REGまでためるならMinRepo Collectorのページを見てください。
自分の店のデータを、何週間分もためて見返すなら

MinRepo Collector は、みんレポの店の全台データ(回転数・BIG・REGなど)を期間を指定して集め、店・機種・台番号ごとに見返せる自社ツールです。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません。
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- note:3,000円(中身は同じ v1.2.5)
- 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
確かめたことと、データでは分からないこと
確かめたことは、次のとおりです。
- 北電子の製品ページの確率表と注記を、2026年11月5日に開いて読みました。値は2026年10月9日に実ブラウザで読み取った値と同じでした
- 乱数の種(20261107)、回数(当たりの間隔1,000万個・島1万日)、打つ人の動きの仮定は、計算の前に文書で決めました。やめる線は300回転と500回転の2つを決めていました。300回転では入れ替わりが1日179.6回と多すぎたため、結果を見たあとで500回転を中心に載せ、区切りも線に合わせました
- 法令の条文は、2026年10月10日にe-Govから保存した原文です
このデータでは分からないことは、次のとおりです。
- 実際の台では数えられませんでした。ZEN AI LABが集めている3店舗のデータは、1行が1台の1日の合計です。当たりが何回転目に来たかの列がありません
- 千円で回せる回転数は、公式の値が無いので30〜40回転と仮定しました
- 島の打つ人の動き(500回転でやめる・すぐ次の人が座る)は仮定で、実際の店の人の動きではありません。島の全台を設定1と置いたのも仮定です
- 1日の終わり近くでやめた場面は、次の人の結果がその日のうちに決まらないので数えていません。やめる場面の回数は、そのぶん少なめに出ます
- ホールの実機の中で抽選がどう行われているかは、北電子が製品ページ以外の仕様や数値に答えておらず、検定の試験の結果も公示されないので、外からは確かめられません。機種はネオアイムジャグラーEXだけです
- この記事の数字は確率の計算で、特定の台や将来の結果を保証するものではありません
まとめ
前の人が800回転ハマってやめた台でも、次の人が35回転以内に当てる確率は、設定1で18.8%のままです。それでも20台の島なら、やめた直後に次の人が当てる場面は1日に平均8.6回あり、ほぼ毎日目に入ります。
- やめる線は、座る前に決めておきます
- 次の人が当てた場面を見ても、やめ方が悪かったとは考えません

