「マイジャグラーは設定差が大きい」と聞くけれど、ほかの機種ではどうなのか。BIGとREGのどちらに差があって、何回転回せば差が数字に出てくるのか。
北電子の公式の確率で比べると、設定1から設定6への差は、どの機種もREGに大きく、BIGに小さく出ています。REGは1.51〜1.79倍、BIGは1.07〜1.24倍です。設定1か6かの2択という、いちばんやさしい問題にしても、BIGの回数だけで9割合う(10台なら9台で当たる)には3.5万〜37万回転かかります。公式の確率表を読み直し、回数の出方から正確に計算した結果です。
読み終えると、自分の打つ機種で設定差がどこにあり、どの数字を何回転ぶん見れば差が出てくるのかが分かります。
ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。
設定1→6で、REGは1.51〜1.79倍、BIGは1.07〜1.24倍
設定は、店が台ごとに決める1から6の段階です。打つ人には分かりません。BIGは大きいほうのボーナス、REGは小さいほうのボーナス、合算は2つを合わせた当たりの確率です。
北電子の製品一覧で上から出てくる9機種の確率表から、設定1が設定6になると当たりやすさが何倍になるかを出しました。マイジャグラーVIは、公式の確率がVと同じなので1行にしています。
| 機種 | BIG | REG | 合算 |
|---|---|---|---|
| マイV・VI | 1.19倍 | 1.79倍 | 1.43倍 |
| ネオアイム | 1.07倍 | 1.72倍 | 1.32倍 |
| ファンキー2 | 1.21倍 | 1.68倍 | 1.39倍 |
| ゴーゴー3 | 1.1倍 | 1.51倍 | 1.27倍 |
| ハッピーVⅢ | 1.21倍 | 1.55倍 | 1.35倍 |
| ミスター | 1.13倍 | 1.58倍 | 1.32倍 |
| ガールズSS | 1.21倍 | 1.51倍 | 1.33倍 |
| ウルトラミラクル | 1.24倍 | 1.53倍 | 1.35倍 |
ネオアイムはネオアイムジャグラーEX、マイVはマイジャグラーVです。たとえばマイジャグラーVのREGは、設定1が1/409.6、設定6が1/229.1です。1回転で当たる確率で見ると1.79倍になります。確率表の下には「※上記数値は工場データから算出した予測値です。」とあります。
合算でいちばん差が大きいのはマイジャグラーV・VIの1.43倍、いちばん小さいのはゴーゴージャグラー3の1.27倍でした。BIGの差が小さいのは、ネオアイムジャグラーEX(1.07倍)、ゴーゴージャグラー3(1.1倍)、ミスタージャグラー(1.13倍)の3機種です。
出玉率(入れたメダルに対して戻ってくるメダルの割合)の差は、マイジャグラーVの12.4ポイントからネオアイムジャグラーEXの8.5ポイントまでです。設定1から6までの全部の値は、ジャグラーの種類と違いに表で載せています。
8,000回転で増えるBIGの回数は、ぶれより小さい機種がある
倍率で聞くと大きく見えても、実際に増える回数は多くありません。8,000回転回したとき、設定6の台は設定1の台より平均で何回多く当たるかを出しました。
8,000回転は、よく回った日の数字です。ZEN AI LABが集めた3店のデータでは、1日の平均は2,763〜4,311回転で、上位1%の境目が7,995〜9,135回転でした(ジャグラーの総回転数)。
ここからは、公式の確率どおりに台が動くとして計算します。1回転ごとに、決まった確率でBIGかREGが当たり、前の回転の結果に左右されない、という前提です。
差の回数そのものはジャグラーの設定とは?にも載せています。この記事では、それを回数のぶれと並べます。マイジャグラーVのBIGの差は5.6回です。一方、設定1の台のBIGの回数は、平均から上下に5.4回ほどぶれます(標準偏差)。差とぶれが、ほぼ同じ大きさです。
ネオアイムジャグラーEXは、BIGの差が2.1回しかありません。ぶれは同じく5.4回なので、差はぶれの半分にも届きません。REGなら、マイジャグラーVで15.4回、ネオアイムジャグラーEXで13.2回の差があり、ぶれ(4.4回と4.3回)の3倍あまりです。

1か6かの2択でも、BIGだけで9割合うには3.5万〜37万回転
では、何回転回せば差が数字に出るのか。ここでは、いちばんやさしい問題にして計算しました。
設定1の台と設定6の台が同じ数だけあり、目の前の台はそのどちらかだと分かっている、とします。回転数とボーナスの回数から、どちらの設定のほうがその回数になりやすいかを比べて選びます。この「1か6かの2択」で、選んだ設定が合う割合を出しました。
見る数字を4通りにしています。BIGの回数だけ、REGの回数だけ、合算(BIGとREGの合計)だけ、BIGとREGを分けて両方です。9割合うまでに要る回転数は、次のとおりでした。
| 機種 | BIGだけ | 合算だけ | BIGとREG |
|---|---|---|---|
| マイV・VI | 53,000 | 7,000 | 5,500 |
| ネオアイム | 370,000 | 12,500 | 7,500 |
| ファンキー2 | 44,000 | 9,000 | 7,000 |
| ゴーゴー3 | 170,000 | 15,000 | 10,500 |
| ハッピーVⅢ | 46,000 | 10,500 | 9,000 |
| ミスター | 110,000 | 12,000 | 9,000 |
| ガールズSS | 46,000 | 11,000 | 9,500 |
| ウルトラミラクル | 35,000 | 10,500 | 9,500 |
単位は回転です。BIGだけで見ると、ネオアイムジャグラーEXは37万回転です。よく回った8,000回転の日で数えても、46.2日分になります。いちばん少ないウルトラミラクルジャグラーでも3.5万回転、8,000回転の日の4.4日分です。
REGだけなら、マイジャグラーVの6,000回転からウルトラミラクルジャグラーの12,500回転まででした。BIGとREGを分けて両方見ると、要る回転数は5,500〜10,500回転まで下がります。それでも、よく回った1日の8,000回転では届かない機種があります。平均の台日(2,763〜4,311回転)では、どの機種も届きません。

8,000回転で比べると、BIGだけで合う割合はネオアイムジャグラーEXで57.5%でした。当てずっぽうの50%と、大きくは変わりません。BIGとREGの両方なら、マイジャグラーVで94.3%、ゴーゴージャグラー3で86.9%です。
乱数でも確かめました。マイジャグラーVとネオアイムジャグラーEXで、設定1と設定6の台を10万台ずつ作って8,000回転回すと、両方で見て合った割合は94.2%と91.2%でした。計算とほぼ同じです。
実際の台は6段階で配分も分からないので、2択より合いにくい
ここまでの2択は、候補が設定1と6の2つだけという、実際よりずっとやさしい問題です。実際の台には設定2〜5もあり、どの設定が何台あるかは店ごとに違います。

6つの設定が同じ割合で置かれているとして「設定1〜3か4〜6か」を当てる問題にすると、8,000回転でも合うのは8機種で約76〜81%でした。その表はジャグラーは何回転で設定がわかる?にあります。実際には店の設定の置き方しだいで、同じ数字でも見込みが大きく変わります(ジャグラー設定判別ツール)。
この記事の回転数は、「これだけ回せば分かる」という目安ではありません。いちばんやさしい2択でもこれだけ要る、という下の線です。
機種ごとに、見る数字の重みが違う
BIGにも1.19〜1.24倍の差がある機種は5つです。マイジャグラーV・VI、ファンキージャグラー2、ハッピージャグラーVⅢ、ジャグラーガールズSS、ウルトラミラクルジャグラーです。合算だけで見たときに要る回転数は、BIGとREGの両方で見たときの1.11〜1.29倍でした。
ネオアイムジャグラーEX、ゴーゴージャグラー3、ミスタージャグラーは、BIGの差が小さい機種です。この3機種は、合算だけで見ると要る回転数が1.33〜1.67倍に増えます。REGだけで9割に要る回転数は、ネオアイムジャグラーEXで7,500回転と、両方で見たときと同じでした。ミスタージャグラーは9,500回転と9,000回転、ゴーゴージャグラー3は11,500回転と10,500回転です。この3機種は、REGだけで見ても両方で見ても、要る回転数がほぼ同じです。
機種ごとのくわしい数字は、ネオアイムジャグラーEXの設定判別とマイジャグラー5の設定判別に書いています。
1台の1日は、キクヤ堺本店(大阪府)の2026年3月23日〜10月8日の199日の記録で、いちばん回った台日でも9,864回転でした。
何日分もの記録を並べると、店のその機種全体の平均が、公式のどの設定の値に近いかは、回転数を積み上げるほど見えてきます。ただ、平均は設定が混ざった値なので、どの設定が何台あったかも、その日のその台の設定も分かりません。並べるには、台ごとに回転数・BIG・REGを毎日写す手間がかかります(このあと、集める道具を紹介します)。
パチスロは、なくなっても困らないお金と時間の範囲で遊ぶものです。のめり込みが心配なときは、厚生労働省が相談先として挙げる保健所や精神保健福祉センターがあります(厚生労働省「依存症対策」)。
自分の店の台のBIG・REGを、毎日ためて見返すなら
MinRepo Collectorは、ZEN AI LABが作った自社ツールです。みんレポ(スロットのデータサイト)の店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。
- 店の全台の回転数・BIG・REGを日ごとにためます。取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足します
- 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
- BIG・REGの回数を集められるのは有料版です。無料版は登録できる店舗が1件、1回に取得できるのは直近7日分までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります
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- 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
確かめたことと、データでは分からないこと
確かめたことは、次のとおりです。
- 確率と出玉率は、北電子の9機種の製品ページの確率表を2026年10月9日に実際のブラウザで読み取った値です。2026年11月6日に9ページを1回ずつ開き直し、216個の値がすべて同じでした
- 2択で合う割合は、1回転ごとにBIG・REG・はずれのどれかになるとして、回数の出方を正確に計算しました。乱数の検算は、マイジャグラーVとネオアイムジャグラーEXで各20万台(設定1と6を10万台ずつ)です
- 要る回転数は、2万回転までは500回転きざみ、10万回転までは1,000回転きざみ、それより上は1万回転きざみで、はじめて9割以上になった回転数です
- 計算の条件と、何が出たら何と書くかは、計算の前に文書で決めました
このデータでは分からないことは、次のとおりです。
- 台の中の抽選のしくみは公表されていないので、実機が公式の確率どおりに動くかは外からは分かりません。公式の値は「工場データから算出した予測値」です
- 店がどの設定を何台置いているかは公表されていないので、外からは分かりません。この記事の2択は、設定1と6が同じ数ずつある、と置いた計算です
- ぶどうなどの小役の確率は、公式の確率表に載っていません。そのため、この記事では差枚や勝ち負けを扱っていません
- 確率の数字は公式値からの計算です。店の実データは、1日の回転数の目安(3店の平均とキクヤ堺本店の最大)にだけ使いました。特定の台や将来の結果を保証するものではありません
まとめ
- 自分の打つ機種が、BIGの差が小さい3機種(ネオアイムジャグラーEX・ゴーゴージャグラー3・ミスタージャグラー)かどうかを確かめます。どの機種でも、BIGだけで判断しません
- 回転数とREGを一緒に見ます。1か6かの2択でも、両方で9割合うには5,500〜10,500回転かかります
- 何日分もの記録を並べると、店のその機種全体が公式のどの設定の値に近いかは見えてきます。その日のその台の設定は、それでも分かりません

