店に似たジャグラーがずらりと並んでいて、初心者はどれに座ればいいのか迷っていませんか。メーカーの北電子の製品一覧には、「初心者」「おすすめ」という語がありませんでした。
数字で見ると、設定1(店が台ごとに決める6段階のうち、いちばん下)の出玉率(長く打ったときに戻るメダルの割合)は、8機種で97.0〜97.2%とほぼ同じです。違うのは当たりの間隔とBIGの割合ですが、その差は、同じ機種を1日打ったときの当たり回数の散らばりより小さいものでした。
読み終えると、機種で何が違って何が違わないかが分かり、自分の店で座る機種を自分の基準で選べるようになります。ZEN AI LABが、北電子の公式の確率からの計算と、3店の記録で確かめました。
ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。
北電子の公式には「初心者向け」の機種は書かれていない
北電子のパチスロ製品一覧を、2026年11月6日に最後まで読みました。「初心者」「おすすめ」「人気」「甘い」「遊びやすい」の語は、どれもありませんでした。マイジャグラーVIの製品ページにも、機種を初心者向けとする文はありませんでした。
つまり「初心者におすすめの機種」は、メーカーが決めたものではありません。人によって答えが違うのは、それぞれが別の物差しで選んでいるからです。この記事では、物差しを3つに分けて、公式の数字で比べます。
比べるのは、製品一覧で新しい順に並ぶジャグラーの上から9機種です。マイジャグラーVIはVと同じ確率なので、8機種として数えます。打ち方の手順はジャグラーの打ち方に書きました。
設定1なら、どの機種でも出玉率はほぼ同じ97%
出玉率は、機械割とも呼ばれます。設定は、店が台ごとに決める1から6の段階で、打つ人には分かりません。
設定1の出玉率は、8機種のうち7機種が97.0%、ゴーゴージャグラー3だけが97.2%です。どの機種を選んでも、設定1なら長く打つほど平均で減ります。機種ごとの差がどの設定で開くかは、ジャグラーで甘い機種は?で比べています。
違い1:当たりの間隔は、設定1で149.6〜168.5回転
機種で一番はっきり違うのは、当たりの間隔です。BIGとREGを合わせて、平均で何回転に1回当たるか(合算)を並べました。

設定1では、ゴーゴージャグラー3が149.6回転に1回で一番短く、ネオアイムジャグラーEXが168.5回転に1回で一番長くなります。長いほうが1割あまり長い計算です。
設定1のBIGの確率は、8機種とも1/259.0〜1/273.1で近い値です。間隔の差は、おもにREGの確率の差から来ています。
ただ、当たりが軽いことと、メダルが増えやすいことは同じではありません。設定1の出玉率は、ゴーゴージャグラー3もネオアイムジャグラーEXも97%台でした。当たりの中身と、当たり以外の小役(ぶどうなど)の配分が機種で違うためと考えられます。
違い2:当たりのうちBIGの割合は、設定1で57.8〜62.3%
当たりには、BIG(約240枚)とREG(約96枚)があります。ネオアイムジャグラーEXだけ、BIGは約252枚です。獲得枚数の調べ方はジャグラーのビッグは何枚?に書きました。
当たりのうち何割がBIGかを、公式の確率から出しました。設定1では、ゴーゴージャグラー3が57.8%で一番低く、ファンキージャグラー2が62.3%で一番高くなりました。マイジャグラーV・VIは60.0%です。
ゴーゴージャグラー3は、当たりが多いぶんREGの割合も高い機種です。設定6では、マイジャグラーV・VI、ネオアイムジャグラーEX、ゴーゴージャグラー3、ミスタージャグラーが50.0%になり、BIGとREGが同じ確率です。設定でBIGとREGのどちらがどう動くかは、ジャグラーの設定とはにまとめています。
違い3:1日の当たり回数の散らばりは、機種の差より大きい
ここまでの違いは平均の話です。では、実際に1日打ったときに、機種の差はどれくらい見えるのか。1日3,000回転を、コンピューターで機種ごとに10万回くり返して、当たり回数を数えました。
3,000回転は、比べるために置いた区切りです。3店の記録では、1台の1日の平均は2,763〜4,311回転でした(ジャグラーの総回転数)。

設定1の平均は、ネオアイムジャグラーEXの17.8回から、ゴーゴージャグラー3の20.05回までです。機種の差は、平均で約2回です。
一方で、同じ機種の同じ設定1でも、10日のうち8日は13〜24回ほどに散らばります(ゴーゴージャグラー3は14〜26回)。1日の当たり回数は、機種の平均の差より、その日のぶれのほうがずっと大きく動きます。
設定6になると、マイジャグラーV・VIは10日のうち8日が20〜33回です。機種を変えるより、どの設定の台に座ったかのほうが、当たり回数に大きく出ます。
3店で一番多い機種は、店ごとに違った
最後の物差しは、店に何台あるかです。ZEN AI LABが記録を集めている3店で、機種ごとの台数を数えました。みんレポ(スロットのデータサイト)の公開データです。

| 店 | 期間 | ジャグラーの台数 | 一番多い機種 |
|---|---|---|---|
| キクヤ堺本店(大阪府) | 2026年3月23日〜10月8日 | 190台 | マイジャグラーV(100台) |
| 123宝塚店(兵庫県) | 2026年5月24日〜9月5日 | 156台 | ネオアイムジャグラーEX(72台) |
| パーラースーパーセブン新中野店(東京都) | 2026年6月5日〜9月3日 | 27台 | マイジャグラーV(14台) |
キクヤ堺本店と新中野店はマイジャグラーVが一番多く、123宝塚店はネオアイムジャグラーEXが一番多い店でした。新中野店のジャグラーは、マイジャグラーV・ファンキージャグラー2・ネオアイムジャグラーEXの3機種だけです。
台数の多い機種は、同じ機種の台どうしで数字を見比べやすくなります。逆に2〜4台しかない機種は、店の中で比べる相手がほとんどありません。
空いている台の見つけやすさは、このデータでは分かりません。1台の1日の平均回転数で見ると、台数の多い機種はむしろよく回されていました。キクヤ堺本店のマイジャグラーV(100台)は4,397回転で、ほかの機種の2,832〜3,801回転より多い数字です。123宝塚店でも、ネオアイムジャグラーEX(72台)の4,531回転とマイジャグラーV(30台)の5,283回転が上位2つでした。
自分の通う店でこの並びを作るには、機種ごとの台と回転数を毎日写して、何日分も足していくことになります。この記事の3店のデータは、その作業を自社ツールに任せて集めました(記事の最後で紹介します)。
初心者が機種を選ぶときの見方
数字からは「この機種なら得」とは言えません。迷ったら、店に同じ機種の台がたくさんそろっている機種から試すのが1つの方法です。台どうしで数字を見比べやすいからです。
そのうえで、遊ぶ金額と時間を座る前に決めて、それ以上は足さないでください。月や年で続けたときの差枚の幅は、月と年の差枚の幅を出した記事で、店のデータから組み立てています。
のめり込みが心配なときは、厚生労働省が相談先として挙げる保健所や精神保健福祉センターがあります(厚生労働省「依存症対策」)。
自分の店の機種と台数を、ためて見返すなら
MinRepo Collectorは、この記事の3店のデータの収集に使った、ZEN AI LABの自社ツールです。みんレポの店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。
- 取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足していきます
- 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
- BIG・REGの回数を集められるのは有料版です。無料版は登録できる店舗が1件、期間は直近7日までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります
機種ごとの台数と回転数をまず試すならMinRepo Collector 無料版のページを、BIG・REGまでためるならMinRepo Collectorのページを見てください。
自分の店のデータを、何週間分もためて見返すなら

MinRepo Collector は、みんレポの店の全台データ(回転数・BIG・REGなど)を期間を指定して集め、店・機種・台番号ごとに見返せる自社ツールです。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません。
- ココナラ:1,000円(人数限定の価格)
- note:3,000円(中身は同じ v1.2.5)
- 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
確かめたことと、データでは分からないこと
確かめたことは、次のとおりです。
- 「初心者」などの語が無いことは、2026年11月6日に北電子の製品一覧を最後まで読んで確かめました
- 確率と出玉率は、北電子の製品ページの確率表を2026年10月9日に実際のブラウザで読み取った値です。確率表の下には「※上記数値は工場データから算出した予測値です。」とあります。獲得枚数は、2026年10月10日に特設サイトの画像で読み取りました
- 当たりの間隔とBIGの割合は、公式のBIGとREGの確率から計算しました。1日3,000回転の散らばりは、毎ゲームの抽選が独立だとして、乱数で機種と設定ごとに10万回くり返しました(default_rng 20261106)。乱数の平均は、計算の平均と0.2%以内で一致しました
- ボーナスで払い出される枚数にすると、マイジャグラーV・VIの設定1は、10日のうち8日が2,304〜4,416枚でした。3,000回転では9,000枚を掛けるので、増えた枚数ではありません
- 「10日のうち8日」は、下から10%と90%にあたる回数のあいだです
- 台数は、みんレポの公開データをMinRepo Collectorで集めて数えました。店はキクヤ堺本店・123宝塚店・パーラースーパーセブン新中野店です。機種ごとに、期間中に出てきた台番号の数を数えたので、途中で入れ替えがあればその分も入ります。データ上の「ファンキージャグラー2KT」は、ファンキージャグラー2として数えました。数える項目は、計算の前に文書で決めました
このデータでは分からないことは、次のとおりです。
- 公式値は「工場データから算出した予測値」です。実機の値は、北電子も検定の公示も出していないので、外からは確かめられません
- 小役の確率は公式に公表されていないので、機種ごとの差枚の散らばりは外からは出せません。散らばりは、ボーナスの回数と枚数だけで比べています
- 各台の設定と店の配分は、店が公表していないので、外からは分かりません
- この記事の台数は、3店・上の表の期間のものです。ほかの店や今の台数は含みません
- ホールで打った結果ではありません。この記事の数字は確率の計算と過去データの集計で、特定の台や将来の結果を保証するものではありません
まとめ
分かったことは3つです。
- 「おすすめ機種」はメーカーの言葉ではなく、設定1なら出玉率はどの機種もほぼ同じ
- 機種の違いは当たりの間隔とBIGの割合で、その差は1日のぶれより小さい
- 3店で一番多い機種は、店ごとに違った
次にやることは2つです。
- 次に行く店のジャグラーの島で、機種ごとの台数を数えます
- 座る前に、使う金額と時間を決めてメモします
台の上の数字の読み方は、ジャグラーのデータの見方から始めてください。

