ジャグラーの機械割は実際どう?1日の出率を3.6万台日で数えた

ジャグラーの機械割は実際どう?店の3.6万台日で1日の出率を数えた。1,000〜1,999回転の台日は79.4%が設定1の97%を下回った。1,000回転ならBIG1回で出率が約8ポイント動く。同じ台の199日を合わせると、190台すべてが公式の幅に入った

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監修:ZEN AI LAB(ZEN)

人間1人とAI社員で動く会社です。記事の数値は自社の作業ログの実測、仕様や料金は公式の一次情報で確認しています。確認した日付は本文に書いています。

設定1でも機械割は97%のはずなのに、1日の結果はもっと悪い。知恵袋にも「機械割を遥かに超える負けを繰り返すのは何故ですか?」という質問がありました(Yahoo!知恵袋・2021年)。

1日の出率(入れたメダルに対して戻った割合)は、公式の機械割の幅よりずっと広く散らばります。実際の店で1台の1日ぶん(1台日)を3.6万台日数えると、1,000〜1,999回転で終わった台日の79.4%が、設定1の97.0%を下回っていました。一方で、同じ台の199日ぶんを合わせると、190台すべてが公式の幅に入りました。

読み終えると、1日の出率と機械割をどう比べればよいかが分かります。

ジャグラーのデータの見方の全体は、ジャグラーのデータの見方にまとめています。

1日の出率は、公式の機械割の幅よりずっと広く散らばる

機械割は、北電子の製品ページでは「出玉率」と書かれています。マイジャグラーVは、設定1が97.0%、設定6が109.4%です。ネオアイムジャグラーEXの設定6は105.5%で、機種によって上の端が違います。確率表の下には「※上記数値は工場データから算出した予測値です。」とあります。

設定は、店が台ごとに決める1から6の段階で、打つ人には分かりません。この記事では、その機種の設定1から設定6までの出玉率を「公式の幅」と呼びます。マイジャグラーVなら97.0%〜109.4%です。9機種の値はジャグラーの種類と違いに並べています。

公式のページには、この値が何回転ぶんの平均か、何枚掛けを前提にした値かは書かれていません。

数えたのは、大阪府のキクヤ堺本店のジャグラー190台、2026年3月23日から10月8日までの199日ぶんです。みんレポ(スロットのデータサイト)に載っている数字です。1日の回転数が500に届かなかった台日は、ほとんど打たれていないので外しました。差枚がありえない値だった1台日も外し、36,693台日が残りました。

台日ごとの出率は、次の式で出しました。

出率 = (3枚 × 回転数 + 差枚)÷(3枚 × 回転数)

1回転にメダルを3枚入れると置いています。差枚が0なら100%、入れたぶんの1割を失えば90%です。みんレポの「出率」の列も、この式とほぼ同じ値でした。

キクヤ堺本店のジャグラー36,693台日の、1日の出率の散らばりを回転数の6つの区切りで並べた図。真ん中の値は500〜999回転で82.5%、8,000回転以上で108.0%。10%点から90%点の幅は29.8ポイントから15.8ポイントに縮むが、8,000回転以上でも公式の幅(マイジャグラーVの97.0%〜109.4%)より広い

500〜999回転の台日では、10%点が68.2%、90%点が98.0%でした。真ん中の8割の台日が、約30ポイントの幅に広がっています。

8,000回転以上になると、10%点が100.6%、90%点が116.4%でした。幅は15.8ポイントまで縮みます。それでも、マイジャグラーVの公式の幅(12.4ポイント)より広いままです。図の網かけはマイジャグラーVの幅で、下の表は台日ごとにその機種の幅で数えています。

1,000回転なら、BIG1回で出率が約8ポイント動く

短い台日ほど散らばるのは、ボーナス1回が重いからです。北電子の特設サイトでは、マイジャグラーVのBIGの平均獲得枚数は約240枚、REGは約96枚です。ネオアイムジャグラーEXのBIGは約252枚と、機種で少し違います(ジャグラーのビッグは何枚?)。

1,000回転で入れるメダルは3,000枚です。そこにBIGが1回増えるか減るかで、240 ÷ 3,000 = 8.0ポイント、出率が動きます。REGなら3.2ポイントです。8,000回転なら、BIGは1.0ポイント、REGは0.4ポイントです。

1回のボーナスが1日の出率を何ポイント動かすかを、回転数ごとに計算した図。BIG(約240枚)は1,000回転で8.0ポイント、3,000回転で2.7ポイント、8,000回転で1.0ポイント。REG(約96枚)は3.2・1.1・0.4ポイント

公式の設定1と設定6の差は、マイジャグラーVで12.4ポイントです。1,000回転では、BIGが1〜2回ずれるだけで、その差に近い動きになります。

1日の結果の散らばりを公式の値だけで計算することは、できません。散らばりには小役の確率も関わりますが、公式のページに載っていないためです。

公式の幅に入った台日は、1,000〜1,999回転で16.8%だった

台日の出率が、その機種の公式の幅に入ったかどうかを数えました。

1日の回転数台日設定1を下回った幅の中設定6を上回った
500〜9993,45888.9%8.5%2.6%
1,000〜1,9997,01579.4%16.8%3.8%
2,000〜2,9995,21166.6%27.8%5.6%
3,000〜4,9998,01346.9%44.8%8.3%
5,000〜7,99910,05616.9%63.3%19.8%
8,000以上2,9402.4%54.5%43.1%

全体では、設定1の出玉率を下回った台日が48.1%、幅の中が39.5%、設定6を上回った台日が12.5%でした。

この79.4%は、「1,500回転打つと決めて座った人が、97%を下回る確率」ではありません。この表には、出ないのでやめた台日も、出ているので打ち続けた台日も入っています。回転数は、結果を見ながら決まる数字です。

短い区切りで真ん中が82.5%や89.6%と下に寄っているのも、ぶれだけでは説明できません(同じ店の回転数が少ない台日の合算も、設定1の公式値より悪い数字でした。回転数が少ない台の悪い合算)。負けてやめた台日が多く入っている、と読むほうが自然です。8,000回転以上で設定6を上回った台日が43.1%あるのも、逆向きの同じ事情がありえます。どちらがどれだけかは、このデータでは分かりません。

回転数の区切りごとの店全体の出率は、ジャグラーで勝てないのは腕のせい?に書きました。

1日の出率の分布を、1,000〜1,999回転の台日と8,000回転以上の台日で重ねた図。1,000〜1,999回転は真ん中が89.6%で、85%以下が30.9%。8,000回転以上は真ん中が108.0%で、85%以下は1台日だけ。網かけは公式の幅(マイジャグラーVの97.0%〜109.4%)

1日の出率が85%以下だった台日は、全体の13.7%でした。500〜999回転では58.4%、1,000〜1,999回転では30.9%です。8,000回転以上では、2,940台日のうち1台日だけでした。

同じ台の199日を合わせると、190台すべてが公式の幅に入った

では、何日分も合わせたらどうなるのか。台ごとに、199日ぶんの台日をすべて合わせて出率を出しました。合わせた回転数は、真ん中の台で812,012回転です。

結果は、190台すべてが、その機種の公式の幅に入りました。いちばん低い台で98.4%、いちばん高い台で102.7%です。1,000〜1,999回転の台日では10%点77.6%〜90%点102.1%に広がっていたものが、合わせると数ポイントの中に収まります。

台ごとに199日ぶんを合わせた出率を、1日ごとの出率と並べた図。1日ごと(1,000〜1,999回転)は10%点77.6%〜90%点102.1%に広がるが、台ごとに合わせると190台が98.4%〜102.7%に収まり、すべて公式の幅の中

店のジャグラー全体を合わせた出率は100.9%でした(ジャグラーで勝てないのは腕のせい?)。こちらも公式の幅の中です。

知恵袋には、「一度店で1000万G でデータ取りましたが 85%あたりを行ったり来たり」という書き込みもありました(Yahoo!知恵袋・2020年)。その店のデータを見ていないので、何が起きていたかは分かりません。この店では、合わせて80万回転ほどの台で、85%前後になった台はありませんでした。

ただ、幅の中に入ったからといって、台の設定が分かるわけではありません。期間中に設定が変わったかどうかも、このデータには入っていません。

回転数を積み上げてから比べる

機械割と比べるなら、同じ台や同じ機種の記録を何日分も合わせて、合計の差枚と回転数で出率を出します。ただ、通っている店の台の記録を何日分も手で写して合わせるのは、手間がかかります。

月や年で続けたときに差枚がどれくらいの幅になるかは、月と年の差枚の幅を出した記事で、同じ店のデータから組み立てています。

パチスロは、なくなっても困らないお金と時間の範囲で遊ぶものです。のめり込みが心配なときは、厚生労働省が相談先として挙げる保健所や精神保健福祉センターがあります(厚生労働省「依存症対策」)。

店の記録を何日分も合わせて、出率を見返すなら

この記事の数字は、199日・190台ぶんを並べて、はじめて出せました。

MinRepo Collectorは、この記事のデータの収集に使った、ZEN AI LABの自社ツールです。みんレポの店舗別データを、期間を指定して集めてパソコンに保存します。キクヤ堺本店のデータは、v1.0.7で取得しました。

  • 取得済みの日は取り直さず、新しい日の分だけを足していきます。差枚と回転数がたまるので、何日分を合わせた出率も自分で出せます
  • 有料版(v1.2.5・noteで販売)と無料版(v1.2.5)には、集めた記録を店・機種・台番号ごとに見返す画面や、条件ごとに過去の差を確かめる画面があります。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません
  • 無料版は、登録できる店舗が1件、期間は直近7日までです。みんレポの公開ページに依存するので、取得できなくなることがあります

くわしくはMinRepo Collector 無料版のページと、MinRepo Collectorのページにあります。

公式の機械割がどんな打ち方を前提にした数字なのかは、ジャグラーの機械割の前提は?で法令から確かめています。

自分の店のデータを、何週間分もためて見返すなら

MinRepo Collector(みんレポコレクター PRO)v1.2.5 の商品画像。ホールカルテの画面と、URLを貼るだけ・全台データ自動収集・CSV・PDF出力の説明

MinRepo Collector は、みんレポの店の全台データ(回転数・BIG・REGなど)を期間を指定して集め、店・機種・台番号ごとに見返せる自社ツールです。どの版も、設定の判定や当日の予測はしません。

  • ココナラ:1,000円(人数限定の価格)
  • note:3,000円(中身は同じ v1.2.5)
  • 無料版:1店舗・直近7日まで(LINEで受け取り)
実際の画面と使い方を見るココナラで購入する(1,000円)まず無料版を受け取る

価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。

確かめたことと、データでは分からないこと

確かめたことは、次のとおりです。

  • 出玉率は、北電子の製品ページの確率表を2026年10月9日に実際のブラウザで読み取った値です。マイジャグラーVは2026年10月23日にも同じ値でした。獲得枚数は、北電子の特設サイトの記載(2026年10月10日に読み取り)です
  • 実データは、みんレポのキクヤ堺本店の公開データ(10月8日のページほか199日ぶん)です。2026年7月16日は取得できず、欠測です。みんレポのページには、データは独自調査値で実際とは異なる可能性がある、という注意書きがあります
  • 外したのは、1日の回転数が500に届かなかった1,116台日と、差枚が−9,710枚だった1台日です。後者は3,082回転では起こりえない減り方で、みんレポのサイト側の値です(2000枚の記事で確認)
  • 区切り、外す台日、公式の幅の決め方、何が出たら何と書くかは、計算の前に文書で決めました。「台ごとに199日を合わせた出率」は、記事の確認役の指摘を受けて、結果を見たあとで足した集計です。区切りと外す台日は変えていません(台ごとの出率も、500回転未満の台日を外して合わせています)
  • 10%点・90%点は、台日を出率の順に並べて、下から1割・9割にあたる台日の値です
  • 機種ごとの8,000回転以上の台日でも、幅の中の割合はマイジャグラーV(2,262台日)で57.1%、ネオアイムジャグラーEX(141台日)で36.2%でした

このデータでは分からないことは、次のとおりです。

  • 公式の出玉率が、何回転ぶんの平均か、何枚掛けや打ち方を前提にした値かは、公式ページに書かれていません。取りこぼしでどれだけ下がるかも、小役の確率が公式に無いので計算していません
  • みんレポの回転数に、ボーナス中のゲームが入っているかは外からは分かりません。みんレポは、AT機のゲーム数には大当たり中のゲーム数を足していると書いていますが、ジャグラーについては書いていません(2026年11月6日に確認)。入っていれば、この記事の出率は少し変わります
  • 台の実際の設定は分かりません。乱数の模擬では、全台が同じ設定でも、仮のやめ方を入れるだけで、短い台日ほど出率が低く、長い台日ほど高くなる向きが出ました。この店の差のうち、ぶれ・やめ方・設定の違いのどれがどれだけかは、客がやめた理由も台の設定もデータに無いので分かりません
  • 数字は、キクヤ堺本店の2026年3月23日〜10月8日(199日)のデータです。ほかの店やほかの時期には、その店・その時期のデータが要ります。ホールで打った結果でもありません
  • この記事の数字は過去データの集計で、特定の台や将来の結果を保証するものではありません

まとめ

1日の出率が97%を下回っても、それだけで機械割が嘘とは言えません。この店では、1日ごとには大きく外れた台も、199日を合わせると公式の幅に収まっていました。比べるなら、回転数を何十万と積み上げてからです。

  1. 1日の出率を見たら、まず回転数を見ます。3,000回転に届かない台日なら、設定1の97%を下回るのは、この店では半分以上でした
  2. 1回のBIGの重さを頭に入れておきます。1,000回転で約8ポイント、8,000回転で約1ポイントです
  3. 機械割と比べるときは、同じ台や同じ機種の記録を何日分も合わせ、合計の差枚と回転数で出率を出します