ボートレーサーの平均年収は約2,000万円|公式の発表と賞金ベスト100

ボートレーサーの平均年収は約2,000万円。2025年の獲得賞金は1位が約2億3,612万円、100位が約4,390万円

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監修:ZEN AI LAB(ZEN)

人間1人とAI社員で動く会社です。記事の数値は自社の作業ログの実測、仕様や料金は公式の一次情報で確認しています。確認した日付は本文に書いています。

「競艇選手って年収いいみたいですけど、全然勝てなくても安定してお給料もらえるんですか?」。Yahoo!知恵袋に2023年に出た質問です(質問ページ)。

BOATRACE 公式サイトのガイドは、全レーサーの平均年収を「約2,000万円程度」としています(2025年7月1日時点)。収入は、着順で決まる賞金に、各種手当や日当が加わる仕組みです。

ただ、年収の真ん中の値(中央値)や、手当の金額は、公式の説明には出ていませんでした。ZEN は2026年11月7日に、公式の募集のお知らせ7本と賞金順位表を開き、上位100人の1年の出走を自社のデータで数えました。

読み終えると、公式に出ている数字とその日付、2025年の獲得賞金の上位100人の金額、上位の選手がどれくらい走っているかが分かります。

公式の平均年収は約2,000万円。2021年から約300万円上がった

数字の出どころは、BOATRACE 公式サイトに載る選手募集のお知らせです。日本モーターボート競走会が、募集のたびに選手の人数と平均年収を書いています。

2026年1月4日のお知らせは「現在、1623名(内、女子は278名)のボートレーサーが活躍しており、平均年収は約2000万円。」でした。同じ書き方のお知らせを、2021年までさかのぼって7本開きました。

選手募集のお知らせに書かれた平均年収の推移。2021年7月と2022年8月は約1,700万円、2023年8月と2024年2月は約1,800万円、2024年8月は約1,900万円、2025年7月と2026年1月は約2,000万円

2021年7月の約1,700万円から2026年1月の約2,000万円まで、下がった回は無く、段階的に上がっています。選手の人数は1,586名から1,623名で、大きくは変わっていません。2024年2月のお知らせには、平均引退年齢が約50歳、平均勤続年数が約28年とも書いてあります。

公式のよくある質問には「約1,900万円」と書いたページもあります(日付の記載なし)。日付が書いてあるガイドと、最新の募集のお知らせは、どちらも約2,000万円です。

年代別では、10〜20代が1,300万円、30代が2,400万円

選手を募集するサイト(新ボートレーサー募集サイト)には、年代別の平均もあります。「10代~20代の若手レーサーでも平均年収1,300万円」と書いてあり、30代は2,400万円、全年代は2,000万円です。

40代から上の値や、いつの集計かは、そのページには書いてありませんでした。

収入は「着順で決まる賞金」と「手当・日当」

成績が悪くてもお給料はもらえるのか、という冒頭の質問には、公式ガイドの説明がいちばん近い答えです。

ガイドは「着順によって賞金が定められており、その他に各種手当、日当なども支払われる。」と書いています。レースの着順で賞金が決まり、それとは別に手当や日当がある、という形です。

ただ、手当と日当の金額は書いてありません。会社のような月給があるとも、書いてありませんでした。成績が悪いと収入がどこまで下がるかは、公式の説明からは分かりません。

優勝賞金は、いちばん上のグランプリで1億1千万円

同じガイドは、優勝賞金の幅も書いています。

  • グランプリは「1億1千万円」
  • SG競走は「2,000~4,200万円」
  • G1競走は「640~1,700万円」
  • G2競走は「500万円以上」、G3競走は「120万円以上」
  • 一般戦は「80万円以上」

SG・G1は、レースの格(グレード)の名前です。大きなレースほど、優勝したときの賞金が大きくなります。

2025年の獲得賞金は、1位が約2億3,612万円、100位が約4,390万円

BOATRACE 公式サイトは、選手の獲得賞金の順位表を出しています。2025年1月1日〜12月21日の「ベスト100」を開いて、順位と金額を写しました。

2025年の獲得賞金ベスト100の金額。1位は2億3,612万円、2位は1億9,130万円、10位は1億2,167万円、50位は5,627万円、100位は4,390万円で、上位10人ほどで急に下がり、そのあとはゆるやかに下がる

1位と100位では、5.38倍の差です。1億円を超えたのは12人で、12位の約1億185万円が境目でした。100人のうち71人が5,000万円以上です。

100位でも約4,390万円で、平均年収の約2,000万円の2倍を超えます。それでも、2025年に走った選手1,636人のうち、この表に入るのは100人(6.11%)だけです。

年収の真ん中の値は、公式の案内に出ていない

知恵袋には、CMで聞いた平均年収のあとに「では中央値はいくらなんでしょうか?」と尋ねる質問もありました(2021年・質問ページ)。

開いた範囲では、公式は平均と年代別の平均だけを出していて、中央値や人数の分布は出していませんでした。賞金の順位表もベスト100までです。101位から下の選手の金額が分からないので、中央値をこちらで計算することもできません。

賞金の上位100人は、よく走り、よく1着になっている

公式の数字はここまでです。ここからは、ZEN の研究用データベースで、ベスト100の選手が2025年にどう走っていたかを数えました。順位表と同じ2025年1月1日〜12月21日で、登録番号で100人全員を突き合わせています。

2025年の1年間の出走回数と1着の回数の真ん中の値。賞金ベスト100の選手は出走252.5回・1着69回、それ以外の1,536人は出走200回・1着25回

年齢の真ん中は、ベスト100が37歳、ほかの選手が38歳で、ほぼ同じでした。ベスト100の選手は、出走の真ん中が252.5回で、ほかの選手の200回より多く走っていました。1着の真ん中は69回で、ほかの選手の25回の約2.8倍です。

優勝戦(節の最終日の、優勝を決めるレース)で見ると、差はもっとはっきりします。2025年の優勝戦の1着813回のうち、37.27%(303回)がベスト100の選手でした。人数では6.11%の選手が、優勝の3回に1回以上を占めています。

一方で、その期間に1着が1回も無かった選手は80人(4.89%)いました。この中には出走が少なかった選手も多く含まれ(50回未満が27人)、80人の出走の真ん中は85.5回でした。逆に、100回以上走って1着が0回だった選手も27人いました。賞金は着順ごとに決まっていますが、2着から下の賞金の額や、手当・日当の額は公式の案内に出ていません。この選手たちの収入がいくらかは、外からは分かりません。

出走表に並ぶ勝率や級別の読み方は、競艇の選手データの見方と競艇の出走表の見方にまとめています。

選手になるまでの費用と、入口の狭さ

年収と一緒によく聞かれるのが、選手になるまでと、なってからの費用です。募集サイトには、次のように書いてあります。

  • 1年間の養成訓練は、費用・宿泊費・食費が無料(交通費や自分で使う物は自己負担)
  • レースで使うボートとモーターは各レース場のもので、選手が買うことはない
  • 自分で用意するのは、ヘルメットやケブラー製のズボン・靴・手袋、プロペラゲージなど
  • 選手会に入って5年以上で引退時に一時金、15年以上で年金制度に入れる

入口は狭い道です。募集サイトのよくある質問では、受験の申し込みが1期におおよそ1000名程度で、養成所に入るのは50名程度です。そのうち、訓練を終えてデビューするのは半数程度と書いてあります。応募できるのは15歳以上30歳未満です。

選手の成績を自分で並べてみたいなら

賞金の順位表は公式にありますが、出走や1着の回数を選手ごとに数えるには、1年分の出走表と結果を集める必要があります。2025年だけで、出走表の行は32万を超えました。

ZEN AI LAB の自社ツール BoatData Collector Pro は、この記事の出走と1着を数えた研究用データベースを作ったツールです。期間と競艇場を選んで、競艇の公開データをまとめて集める Windows 用のツールです。

  • 出走表・展示/直前情報・結果・払戻を取得し、SQLite にためます。Excel・CSV に書き出せます
  • 予想・買い目・自動投票の機能はありません。公式サイトや BOATRACE とは関係のない、非公式のツールで、データの正確性は保証していません
  • 無料版があります。取得できる期間は直近30日までです。製品版は期間を自分で選べます(保存できるのは2016年10月1日以降のレース。2026年11月に実際に取得して確かめた範囲)

くわしくはBoatData Collector Pro のページと、BoatData Collector Pro 無料版のページにあります。

収入にも関わる級別の昇格・降格の決まりは、競艇の級別の決め方にまとめました。

競艇のデータを、何か月分も自分で集めて数えるなら

BoatData Collector Pro の商品画像。全国24場の競艇データを集めて Excel・CSV に出力、重複取得しない、月額0円の買い切り

BoatData Collector Pro は、競艇の公開データを期間と競艇場を選んで集め、Excel・CSV に書き出す自社ツールです。予想や買い目は出しません。保存できるのは2016年10月1日以降のレースです。

  • BoatData Collector Pro:6,000円(買い切り・note。ココナラでも6,000円)
  • 分析版 BOAT DATA PRO:10,000円(ココナラ)。集めたデータを進入コース別・選手別などに集計する画面つき
  • 無料版:直近30日まで(LINEで受け取り)
実際の画面7枚で使い方を見るnote で購入する(6,000円)分析版 BOAT DATA PRO を見る(ココナラ)まず無料版を受け取る

価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。

確かめたことと、データでは分からないこと

公式の数字は、2026年11月7日に BOATRACE 公式サイトと新ボートレーサー募集サイトを1ページずつ開いて写しました。

開いた公式の案内に出ていなくて分からないことは、次のとおりです。

  • 年収の中央値と、年収ごとの人数。公式は平均と年代別の平均だけを出しています
  • 手当・日当の金額と、平均年収に手当が入っているかどうか
  • 101位から下の選手の獲得賞金

研究用データベースの出走と1着の数は、過去のレースを数えたものです。選手の収入やこの先の成績を約束するものではありません。

まとめ

  • 公式の平均年収は約2,000万円で、2021年の約1,700万円から上がっています
  • 収入は着順で決まる賞金に、手当・日当が加わる形です。年収の中央値と手当の金額は公式の案内に出ていません
  • 2025年の獲得賞金は1位が約2億3,612万円、100位が約4,390万円でした。上位100人は、出走も1着もほかの選手より多い
  1. 選手の収入の話を見たら、その数字がいつの、どこの発表かを確かめる

LAB 記録(読み飛ばしてかまいません)

  • 平均年収の推移は、BOATRACE 公式サイトのニュースの選手募集のお知らせ7本(2021年7月1日・2022年8月1日・2023年8月1日・2024年2月8日・2024年8月1日・2025年7月1日・2026年1月4日)の値です。第133期・135期・139期のお知らせは開いていません
  • 公式ガイドの「約2,000万円程度」は2025年7月1日時点、よくある質問の「約1,900万円」は日付の記載がありません
  • 獲得賞金は「選手獲得賞金順位表 ベスト100(1/1~12/21)」(2025年12月22日掲載)の値です。記事では1万円未満を四捨五入して書いています(1位 236,120,666円・10位 121,670,666円・12位 101,846,000円・50位 56,269,166円・100位 43,900,466円)。ベスト100の真ん中は約5,616万円です
  • 出走は、2025年1月1日〜12月21日に出走表に名前があり、欠場ではなかった回数です。フライングや失格のレースも出走に数えています。1,636人はこの期間に1回以上走った選手の数で、お知らせの1623名(2026年1月)とは数えた時点が違います
  • 真ん中の値の幅(下から4分の1〜上から4分の1)は、ベスト100が出走239〜269.75回・1着61〜78.25回、それ以外が出走169〜232回・1着13〜45回です
  • 優勝戦は、レースの副題に「優勝戦」を含み「準優」「団体」を含まないレースです。2025年は813回の1着が数えられ、その1着になった選手は385人、そのうちベスト100は95人でした
  • 1着0回の80人の出走は5〜194回で、100回以上走った選手は27人、50回未満は27人です(全員の出走の真ん中は204回)
  • 年齢は、その期間の最初の出走の出走表の年齢です(ベスト100の真ん中37歳・それ以外38歳)
  • ベスト100の選手の1着は、全体の1着53,377回のうち7,126回(13.35%)です
  • 2025年の出走表の行は324,648行です
  • 級別・グレードごとの成績は数えていません
  • 悩みの原文は、2026年11月7日に質問ページを開いて照合しました
  • 販売ページ2つは、2026年10月29日に開いて保存した内容で書いています