競艇の過去のレースを自分で数えたいとき、公式サイトで出走表と結果を1レースずつ写すのは、1日12レースの1場分でも手間がかかります。BoatData Collector Pro は、その集める作業を任せるための、ZEN AI LAB の自社ツールです。競艇の公開データを期間と競艇場でまとめて集め、Excel・CSV に書き出します。予想や買い目は出さず、保存できるのは2016年10月1日のレースからです。
ただ、販売ページの説明だけでは、どんな画面で何が書き出されるのかまでは分かりません。この記事では、配布版を実際に起動して撮った画面7枚で、使い方の流れと書き出したファイルの形を見せます。作った側なので、できないことと要らない人の条件も書きます。読み終えると、自分に要るか、無料版で試すか、買わないかを決められます。
競艇のデータで何が数えられるかの全体は、競艇のデータの見方と集め方にまとめています。
要る人と要らない人は、自分で数えたいかで分かれる
迷ったら、次の表で自分に近い行を探してください。
| こういう人 | このツール |
|---|---|
| 何か月分・何年分のレースを Excel で数えたい | 役に立つ |
| 公式サイトを1レースずつ写す作業をやめたい | 役に立つ |
| 今日のレースの出走表を見るだけ | 要らない(公式サイトで足ります) |
| 予想や買い目を出してほしい | 要らない(その機能はありません) |
| 直近1か月分だけ数えたい | 無料版で足ります(直近30日まで) |
| 2016年9月以前のレースが欲しい | 足りない(保存できません) |
| Mac で使いたい | 使えない(Windows 用です) |
集めたあとに数えるのは自分です。Excel のピボットテーブルや COUNTIFS を使ったことがない人は、そこで手間がかかります。数え方の例は競艇のデータ分析をエクセルでに書いています。
起動するとホームに、ためたデータの量が出る
zip を展開して、中の BoatDataCollectorPro.exe をダブルクリックすると起動します。Python のインストールは要りません。

BoatData Collector Pro v0.11.0 のホーム画面(2026年11月7日に撮影)
ホームには、手元にたまっているレースの数と、いちばん古い日・新しい日が出ます。この画面の数字は、ZEN AI LAB の PC に以前からある取得済みのデータベースのものです。2025年9月〜2026年7月は取得していないので、最古と最新の間に空白があります。「前回の取得が途中です」という表示も、そのときの取得を途中で止めたままだからです。
左の列がメニューです。データ取得、データ出力、データベース、エラー / ログ、設定の5つの画面を行き来します。
データ取得の画面で、期間と競艇場と取るものを選ぶ

BoatData Collector Pro v0.11.0 のデータ取得の画面(2026年11月7日に撮影)
選ぶのは3つです。
- 取得する期間(開始日と終了日)
- 競艇場(24場から。「全場」で一度に選べます)
- 取得するデータ(出走表・展示/直前情報・気象・結果・払戻)

BoatData Collector Pro v0.11.0 のデータ取得の画面・下側(2026年11月7日に撮影)
選んだら、画面の下の「取得内容を確認」で、これから取る件数を見てから「取得開始」を押します。オッズは初期設定では取りません。取りたいときは「オッズも取得する」に自分でチェックを入れます。
初期設定では、一度取った日は取り直しません(「取得済みのデータも再取得する」にチェックを入れたときだけ取り直します)。ZEN AI LAB が開発中に行った試験の記録(配布物には入っていません)では、2026年8月の1か月・24場・4,944レースの取得に390.7秒かかり、同じ期間をもう一度指定したときの通信は0回でした。取得元への通信は1日分につき4回です。
データベースの画面で、何がどれだけたまったかを見る

BoatData Collector Pro v0.11.0 のデータベースの画面(2026年11月7日に撮影)
たまったレース数、艇ごとの行数、払戻の件数、収録期間が出ます。下の「レース検索」では、日付と場とレース番号で1レースを探せます。
「データ品質」の欄は、そろって取れたレース(COMPLETE)、一部が欠けたレース(PARTIAL)の数です。どこまで集めたかを自分で覚えておかなくても、ここを見れば分かります。
容量の目安にもなります。この画面の手元のデータベースは、53,808レースで1711.03MB でした(オッズの一部を含む)。何年分もためるなら、PC の空き容量を先に見ておくと安心です。
データ出力の画面で、Excel か CSV に書き出す
ためたデータは、期間と競艇場を選び直して書き出します。形は「レースごとに1行」と「艇ごとに1行」から選べます。自分で数えるなら、艇ごとに1行が扱いやすいです。
撮影では、2026年9月1日の住之江だけを、艇ごとに1行で書き出しました。

BoatData Collector Pro v0.11.0 のデータ出力の画面(2026年11月7日に撮影)
1日・1場で12レース、艇ごとの行が72行、払戻が120行でした。Excel で書き出すと、1つのファイルに「艇別データ」「払戻」「取得品質」「出力情報」の4つのシートが入ります。CSV にすると、艇別と払戻が別々のファイルになります。
書き出した CSV には、1艇1行で51の列が並ぶ
書き出した CSV をメモ帳で開くと、1行目に列の名前が並んでいます。

BoatData Collector Pro v0.11.0 で書き出した CSV をメモ帳で開いた画面(2026年11月7日に撮影・1行目の列名だけを切り抜き)
艇ごとの CSV は51列でした。日付・場・レース番号、選手の級別と全国勝率・当地勝率、モーターとボートの2連率、展示タイム、気象、実際の進入コース、着順、決まり手が1行に入ります。2行目から下は公式データの中身なので、この記事には載せていません。
払戻の CSV は10列で、券種・組番・払戻金・人気が入ります。今回の1日分には、単勝から3連単まで7つの券種がありました。
自分で公式のファイルから同じような表を作る手順は、競艇の過去データをCSVにする手順に書いています。1日分なら手でもできます。何年分も続けるなら、この取得と書き出しを任せるのがこのツールです。
設定の画面で、保存先と通信の間隔を変えられる

BoatData Collector Pro v0.11.0 の設定の画面(2026年11月7日に撮影)
データベースと書き出しの保存先、通信の待ち時間と間隔を変えられます。初めて使うなら、ここは触らなくて大丈夫です。画面の「data/db/…」は、Windows のユーザーごとのフォルダから見た場所です。そのフォルダは %LOCALAPPDATA% の中の BoatData Collector Pro です。取得したデータはそこにたまります。ログインやアカウント登録、ライセンスキーの入力はありません。
できないことは、予想・2016年10月より前・Mac

販売ページ(2026年11月7日に閲覧)と配布版 v0.11.0 の画面・取得の記録から ZEN AI LAB が作成
できないことを、もう少し具体的に書きます。
- 予想・買い目の提示・自動投票はしません。集計や分析の結果も出しません。数えるのは書き出したあとの自分です
- 保存できるのは2016年10月1日のレースからです。取得元に、それより前の日の結果ファイルがありません(確かめ方は最後の節に書きました)
- 動くのは Windows(64bit)です。動作確認は Windows 11 で、Windows 10 は確かめていません
- データの正確さは保証していません。公式サイトや BOATRACE とは関係のない、非公式のツールです

2026年11月4日の製品のコマンド版での実取得と、11月7日の確認から ZEN AI LAB が作成(期間の長さは目盛りどおりではありません)
無料版と有料版の違いは、取れる期間
| 無料版 | 有料版 | |
|---|---|---|
| 取れる期間 | 直近30日まで | 制限なし(保存できるのは2016年10月1日から) |
| 取得と Excel・CSV への書き出し | 使える | 使える |
| 価格 | 無料 | ¥6,000(買い切り) |
| 受け取り方 | LINE 公式アカウントの友だち追加後に届く案内から | note の販売ページで購入 |
販売ページには、無料版の期間の制限は「ソースコードと同梱ドキュメント(README)で確認したもの」で、実機での確認はしていないと書かれています。まず無料版で、取得から書き出しまでの流れが自分に合うかを試せます。
価格は¥6,000、買えるのは note
価格は¥6,000の買い切りです。2026年11月7日に、TOOL STORE の販売ページと note の販売ページで、どちらも¥6,000と表示されているのを確かめました。購入と決済は note で行い、ZEN AI LAB のサイトでは決済も個人情報の入力もしません。価格は変わることがあるので、買う前に note の表示を見てください。
今の配布版は v0.11.0 です。note の有料部分から届く zip も v0.11.0 で、この記事の画面と同じ版です(2026年11月7日に note の編集画面でリンク先を確かめました)。データ取得の画面の下の「選手の期別成績」のカード(上の2枚目の画面)と、取得が途中で止まる不具合2つの修正は、v0.11.0 から入っています。
買ったあとの流れは次のとおりです。
- note の販売ページで購入し、案内に従って zip を受け取る
- zip をすべて展開して、BoatDataCollectorPro.exe を起動する(初回は SmartScreen の確認画面が出ることがあります)
- データ取得の画面で期間と競艇場を選び、「取得内容を確認」→「取得開始」
- データ出力の画面で Excel・CSV に書き出す
ZEN AI LAB の競艇記事の数字は、このツールで集めたデータから
ZEN AI LAB は2026年9月28日に、このツールのコマンド版でデータを集めました。2023年1月1日〜2026年9月27日の1,366日・210,600レースで、研究用のデータベースにしています。次の記事の数字は、そこから数えたものです。
- 競艇のデータで何が数えられる?21万レースで分かった種類と集め方
- 競艇の1号艇の勝率は54.59%|レース番号ごとに約21万レースで数えた
- 競艇の万舟とは|約21万レースで数えた出る割合と何番人気からか
- 競艇の展示データの見方|展示タイム1位の艇が1着になったのは27%
- 競艇のナイターは7場|時間帯と荒れ方を約21万レースで数えた
- 住之江競艇の特徴|1号艇は5Rと終盤に強く、夏は全国並みだった
この取得の途中で、取得が止まる不具合が見つかりました。直してから取り直し、その修正を v0.11.0 に入れています。これらの数字は過去の集計で、将来のレースの結果を約束するものではありません。
確かめたことと、確かめていないこと
- 画面は、2026年11月7日に配布用 zip の v0.11.0 を起動して撮りました。結果の画面は、以前に取得済みのデータベースで出しています。撮影のために取得ボタンは押しておらず、公式サイトからデータは取っていません
- 書き出しは、2026年9月1日・住之江・艇ごとに1行で実際に行い、行数と列数を数えました。Excel は手元に入っていないので、Excel で開いた画面は撮っていません
- 販売ページと note の表示(価格・版の表記・無料版との違い)は、2026年11月7日に実際のブラウザで見ました
- 取れる期間は2つの方法で確かめました。2026年11月4日に製品のコマンド版で各1日を取りました。2016年10月1日は156レースが保存でき、2015年6月15日などは1件も保存されませんでした。11月7日には取得元の結果ファイルを開き、2016年9月30日は見つからず(404)、10月1日はありました
- note で買った人が受け取る zip は v0.11.0(2026年11月7日に note の編集画面でリンク先を確かめました)
- 1か月4,944レース・390.7秒は、開発中の試験の記録(2026年8月分・配布物には入っていません)の数字です。回線や時期で変わります
競艇のデータを、何か月分も自分で集めて数えるなら

BoatData Collector Pro は、競艇の公開データを期間と競艇場を選んで集め、Excel・CSV に書き出す自社ツールです。予想や買い目は出しません。保存できるのは2016年10月1日以降のレースです。
- BoatData Collector Pro:6,000円(買い切り・note。ココナラでも6,000円)
- 分析版 BOAT DATA PRO:10,000円(ココナラ)。集めたデータを進入コース別・選手別などに集計する画面つき
- 無料版:直近30日まで(LINEで受け取り)
価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。
まとめ
BoatData Collector Pro は、競艇のデータを何か月分も自分で数えたい人の、集めて書き出す作業を減らす道具です。予想はせず、取れるのは2016年10月1日からです。次の順に決めると迷いません。
- 直近30日分で足りるか、無料版で取得から書き出しまで試す
- 何年分も要るなら、BoatData Collector Pro の販売ページで価格と受け取り方を見る
- 2016年9月以前が要る、予想がほしい、Mac で使いたいなら、買わない

