大村競艇の特徴|1号艇の強さは5R以降の分、1〜4Rは全国と差が見えない

大村競艇の特徴。9,017レースで全国と比べた。1号艇の1着率は1〜4Rが50.48%、5〜8Rが60.61%、9〜12Rが73.18%

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監修:ZEN AI LAB(ZEN)

人間1人とAI社員で動く会社です。記事の数値は自社の作業ログの実測、仕様や料金は公式の一次情報で確認しています。確認した日付は本文に書いています。

大村の1号艇の1着率は61.42%で、全国の54.59%より6.83ポイント高く、24場で2番目でした。ただ、1〜4Rだけを見ると50.48%で、全国の49.68%と差があるとは言えません。強さが出ているのは5R以降で、9〜12Rは73.18%と24場で1番の高さです。

出走表を開いて1号艇から考えるとき、大村ならどのレースでも同じ重みでいいのか。この記事はそこに数字で答えます。差がどのレースから来ているかを数え、時刻やレースの種類をそろえても形が残るかを確かめ、自分で同じ分け方をする Excel の式も載せています。

数字は、ZEN AI LAB の自社の販売ツールで集めた2023年1月〜2026年9月の大村9,017レース(中止を除く)です。買い目や予想の話はしません。ほかの記事は競艇のデータの見方と集め方にまとめています。

1〜4Rは全国と差が見えず、5R以降で約10ポイント上

レース大村全国差(95%の幅)24場の中の順位
1〜4R50.48%49.68%+0.80(−1.03〜2.62)10番目
5〜8R60.61%50.95%+9.66(7.88〜11.45)2番目
9〜12R73.18%63.19%+9.99(8.37〜11.62)1番目

それぞれ約3,000レースです。95%の幅は、偶然の上下を見込んだ差の範囲を指します。数える前に、全国との差を「差がある」と呼ぶ条件を3つ決めていました。幅が0をまたがないこと、差が1.0ポイント以上あること、前半(2023〜24年)と後半(2025〜26年)で向きが同じことです。

5〜8Rと9〜12Rは3つとも満たしました。1〜4Rは幅が0をまたぎ、前半+0.87、後半+0.71とどちらも小さな差です。

1Rから12Rまで、1号艇の1着率を大村と全国で比べた棒グラフ。2R・4R・5Rは大村と全国の差が数ポイント以内で、1Rは大村が低い。7Rから11Rは大村が全国より10ポイント以上高い

1つずつのレース番号で見ると、次のとおりです。

レース大村全国差24場の中の順位
1R52.53%58.28%−5.7614番目
2R50.60%47.13%+3.477番目
3R51.06%45.93%+5.136番目
4R47.74%47.39%+0.359番目
5R52.53%52.93%−0.4011番目
6R54.39%47.93%+6.467番目
7R68.31%50.53%+17.781番目
8R67.24%52.41%+14.834番目
9R70.04%56.02%+14.021番目
10R70.84%59.42%+11.422番目
11R76.96%66.37%+10.591番目
12R74.90%70.98%+3.924番目

1つのレース番号は約750レースなので、各行には上下およそ3.5ポイントの幅があります。5〜8Rの中でも、5Rは全国並みで、差が大きいのは7Rと8Rです。7R〜11Rは4年すべてで全国を上回りました。いちばん低かった7Rの2024年でも54.19%で、全国の49.62%より上です。

1Rは52.53%で全国の58.28%より低く、4年とも全国を下回っていました。

差の6.83ポイントのうち、1〜4Rの分は0.27ポイント

全体の差がどこから来ているかは、「大村でのその帯の割合(約3分の1)×全国との差」を足すと分かります。

  • 1〜4R: +0.27ポイント
  • 5〜8R: +3.22ポイント
  • 9〜12R: +3.33ポイント

3つを足すと全体の差に戻ります(端数の丸めで0.01ずれます)。大村の1号艇の高さは、ほぼすべて5R以降の8レースから来ていました。

公式の「全国トップ」と比べると、この期間は2番目

BOATRACE 公式サイトの場の紹介は、大村のレースの特徴を次のように書いています。

全国トップのインの強さを誇る。風向が変わるのでスタート勘がつかみにくく、ダッシュ勢が攻めづらいためイン有利な展開が多い。

大村全国差(95%の幅)
1号艇の1着率61.42%54.59%+6.83(5.80〜7.85)
1コースに入った艇の1着率61.62%55.03%+6.59(5.56〜7.62)
4〜6コースの1着15.07%18.62%−3.54(−4.30〜−2.79)

3行とも、先ほどの3つの条件を満たしています。

1号艇の1着率の1番は徳山の62.87%で、大村は2番目でした。1号艇が1コースに入ったレースに限っても、徳山63.40%、大村61.72%で順番は変わりません。全国でも最上位の場ではありますが、この3年9か月の記録では1番ではありませんでした。

「ダッシュ勢が攻めづらい」は、外の3コースの1着の少なさとして出ています。4〜6コースの1着は24場で3番目に少ない値です。

時刻だけでも、レースの種類だけでも説明できなかった

後半のレースほど強いなら、理由として2つ考えられます。夜が深くなる時刻の影響か、後半に組まれるレースの種類の影響かです。両方を数えました。

同じ18時台でも、5R以降のほうが約11ポイント高い

大村は通年ナイターで、最終レースの締切が21時を過ぎる「ミッドナイト」の開催日もあります。その日は1Rの開始が遅く、1〜4Rが18時台にかかります。ナイター全体の時刻や昼との比べ方は、競艇のナイターの記事で扱っています。

レース締切の時刻1号艇の1着率(95%の幅)
通常の日の1〜4R16時前後49.67%(47.63〜51.72)
ミッドナイトの日の1〜4R18時台57.91%(52.71〜62.94)
通常の日の5〜12R18時台68.81%(66.07〜71.42)
ミッドナイトの日の1〜4R19時台49.19%(42.08〜56.34)
通常の日の5〜12R19時台72.24%(69.56〜74.77)

ミッドナイトの日の1〜4Rは、18時台では通常の日の1〜4Rより高く、時刻の影響が無いとは言えません。ただ19時台では49.19%に戻っていて、向きがそろいません。そして同じ時刻どうしでは、5〜12Rのほうがはっきり高いままでした。

予選どうし、一般どうしで比べても同じ形

レースの種類は、出走表の副題(予選・一般・選抜・準優勝戦など)で5つに分けました。

種類大村の割合大村全国差(95%の幅)
予選43.21%51.18%44.93%+6.25(4.65〜7.86)
一般・その他28.35%64.71%57.84%+6.87(4.98〜8.76)
選抜・特選・特賞・ドリーム21.39%72.32%61.76%+10.56(8.51〜12.60)
準優勝戦5.50%80.85%72.69%+8.15(4.57〜11.73)
優勝戦1.55%67.14%68.69%−1.55(−9.50〜6.40)

優勝戦以外は、どの種類でも大村が高くなっています。種類の構成の違いで説明できる部分は−0.51ポイントで、むしろ差を小さくする向きでした。

予選と一般を、さらにレース番号で分けます。

種類1〜4R(大村/全国)5〜12R(大村/全国)
予選45.07%/43.46%(差の幅−0.73〜3.95)56.56%/46.17%(差+10.39)
一般・その他58.78%/56.46%(差の幅−0.53〜5.18)69.83%/59.04%(差+10.79)

同じ予選でも、1〜4Rでは全国と差があるとは言えず、5〜12Rで約10ポイント高くなります。ここは件数をそろえるため、5〜8Rと9〜12Rをまとめました。なぜ5R以降だけ高いのかは、大村の公式サイトに番組の組み方の説明が見つからず、まだ確かめられていません。

まくりが少なく、風の強さや季節を問わず1号艇は高い

決まり手大村全国差(95%の幅)
逃げ58.99%52.39%+6.60(5.56〜7.64)
まくり11.47%15.54%−4.07(−4.75〜−3.40)
差し11.06%12.60%−1.54(−2.21〜−0.88)
まくり差し11.35%11.86%−0.51(−1.18〜0.16)

逃げが多い分、減っているのはまくりです。まくりの割合は24場で徳山に次いで2番目に少ない値でした。差しも少なめですが、2コースの差しに限ると8.10%(全国8.54%)で、差があるとは言えません。決まり手の意味は競艇の決まり手にあります。

風速レース大村全国
0〜1m3,63863.96%58.01%
2〜3m3,66559.97%55.22%
4〜5m1,12259.00%52.00%
6m以上59259.29%47.23%

大村は風の弱い日が多い場で、平均の風速は2.33m(全国2.80m)、24場の弱いほうから3番目です。それでも、どの風速の帯でも大村は全国より高く、6m以上でも差の幅は8.02〜16.09でした。風が弱いことだけでは、インの強さは説明できません。

季節も同じで、春61.59%(全国55.23%)、夏57.47%(53.55%)、秋61.82%(54.81%)、冬65.31%(54.89%)と、どの季節も全国を上回りました。

波の数字は使っていません。大村のレースの36.79%で、波高(cm)と風速(m)がまったく同じ数字になっていたからです。

自分で同じ分け方をする手順

大村の艇ごとの CSV があれば、Excel で1〜4Rと5R以降を分けて数えられます。

  1. 大村の艇ごとの CSV を開き、race_no(D列)・枠番(J列)・着順(AU列)・決まり手(AW列)を確かめる
  2. データの右の空いた列(ここではAZ列)のAZ2〜AZ13に、1〜12を縦に並べる
  3. 隣のBA2に下の1つ目の式を入れ、BA13までコピーする
  4. 2つ目の式で、5R以降をまとめた率を出す
  5. 年ごとにも分けて、毎年同じ向きかを見る
=COUNTIFS(D:D,AZ2,J:J,1,AU:AU,1)/COUNTIFS(D:D,AZ2,J:J,1,AW:AW,"<>")
=COUNTIFS(D:D,">=5",J:J,1,AU:AU,1)/COUNTIFS(D:D,">=5",J:J,1,AW:AW,"<>")

分母で AW(決まり手)が空でない行に限り、中止のレースを外しています。2つ目の式は、大村の期間全体で4,019÷6,008、66.89%になりました。1〜4Rは1,519÷3,009で50.48%です。レースの種類の副題は既定の CSV の列に無いため、種類の分け方はこの式では再現できません。

気をつけたいのは期間の長さです。30日分の大村は中央値で204レースで、1つのレース番号あたり約17レースしかありません。これでは1号艇の率に上下およそ24ポイントの幅が出て、7Rの+17.78ポイントの差でも埋もれます。この記事の形で見るには、何年分かを場ごとにそろえる必要があります。その取得と整形は、次の節のツールに任せることもできます。

大村のデータを何年分もためるなら

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  • 場と期間を選び、出走表・展示/直前情報・結果・払戻などを集めます
  • 途中で止めても続きから取得でき、取り終えた分は取り直しません
  • レースごとに1行、または艇ごとに1行の Excel・CSV で書き出せます

予想・買い目・自動投票の機能は、どちらの版にもありません。BOATRACE や公式サイトとは関係のない非公式のツールで、データの正確性は保証していません。

年単位で集めたい人はBoatData Collector Pro のページを見てください。無料版で取れるのは直近30日までで、LINE 公式アカウントの友だち追加のあとに受け取れます。くわしくは無料版のページにあります。

九州の別の場で、冬にインがさらに強くなる形は若松競艇の特徴で見ています。

九州の別の場で、風の強さで決まり手が変わる例は唐津競艇の特徴で数えています。

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価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。

確かめたことと、データでは分からないこと

  • 公式の「全国トップのインの強さ」「ダッシュ勢が攻めづらい」は、1号艇・1コースの1着率と4〜6コースの1着で確かめました。この期間の1号艇の順位は2番目です
  • 5R以降が高く、1Rが低い理由は、まだ確かめられていません。大村の公式サイトに番組の組み方の説明は見つかりませんでした。番組の組み方が関係している可能性はあります
  • 公式の「風向が変わる」「満潮時は2マークが荒れる」は、このデータでは確かめられません。風の向きは場に対する意味が定まらず、潮位の列は記録に無く、波の列は風速と同じ値が多いためです。波高と風速が同じ値になるのは、ほかの場では公式の競走成績ファイル(手元にある2026年9月15日の1日分)でも同じでした(大村はその日のファイルに入っていません)。そう記録される理由は、公式に説明が見つかっていません
  • 全24場の並びは競艇24場の枠番別・コース別1着率に、ほかの場の分け方は宮島競艇の特徴と多摩川競艇の特徴にあります
  • どの数字も過去の集計で、今後のレースの結果を保証しません

まとめ

大村の1号艇は全体で61.42%と高い値でしたが、その中身は5R以降に偏っていました。1〜4Rは全国と差が見えず、1Rはむしろ低めです。

  1. 大村の1号艇は、1〜4Rか5R以降かで分けて見る
  2. 5R以降は、同じ種類どうしでも全国より約10ポイント高く、同じ時刻どうしでも1〜4Rより高かった
  3. 自分で確かめるなら、上の式でレース番号ごとに年で分けて数える

LAB 記録(読み飛ばしてかまいません)

  • 研究用データベースを読み取り専用で開いて数えました。計画は数える前に書きました。レース番号ごとの率と順位、1〜4R・5〜8R・9〜12Rの帯、種類での分け方、差の分解は計画どおりです
  • 結果を見てから足したもの: 帯ごとの前半後半と24場順位、ミッドナイトの日と同じ時刻の比較、予選・一般の1〜4Rと5〜12Rの分け方、COUNTIFS の検算です。初めの原稿では7R〜11Rという区切りを使っていましたが、結果を見て選んだ区切りなので、計算前に決めていた4レースずつの帯に戻しました
  • 「一般・その他」に入った副題は、大村では「一般」が2,497レースでほとんどです
  • データベースで使った列は race_date・race_no・race_subtitle・deadline_at・boat_number・actual_course・finish_position・winning_technique・wind_speed と、確認用の wave_height です。艇ごとの CSV(既定の出力は51列)にすると大村は54,288行です。期間は2023年1月1日〜2026年9月20日、開催は753日、中止は31レースです
  • 比較先は全国207,662レース(全210,600レースから中止を除く)で、大村自身も含みます
  • ミッドナイトの日は、最終レースの締切が21時以降だった178日です(ナイターの記事と同じ決め方)
  • 1号艇が1コースに入った割合は99.54%(全国99.02%)、6艇が枠なりで入ったレースは84.94%(全国80.53%)でした
  • 波高の帯ごとの件数は、風速の帯の件数と同じでした(波高0〜2cmと風速0〜3mが7,303、3〜4cmと4〜5mが1,122、5cm以上と6m以上が592)。波の列を使わない理由の1つです
  • 比較の数が多いので、偶然で条件を満たすものが混ざる可能性があります
  • 取得は2026年9月28日、ツールのコマンド操作によるものです。取得元は非公式の API と公式の配布ファイルです
  • 公式の場の紹介と場情報は2026年11月4日に単発で読みました。販売ページの記述は2026年10月29日の保存分によります