びわこ競艇の特徴|進入は24場で2番目に枠どおり、1号艇が低いのは春だけ

びわこ競艇の特徴。8,407レースで全国と比べた。枠どおりの進入は89.51%で24場の2番目、1号艇は年間54.01%で全国並み、春だけ51.36%と低い

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監修:ZEN AI LAB(ZEN)

人間1人とAI社員で動く会社です。記事の数値は自社の作業ログの実測、仕様や料金は公式の一次情報で確認しています。確認した日付は本文に書いています。

「たまたま1の目が出やすいのが大村で出にくいのが琵琶湖」なのか、場の作りのせいなのか。Yahoo!知恵袋には、そう尋ねる質問があります。びわこの1号艇の1着率は、2023年1月からの8,407レースで54.01%でした。全国の54.59%と差があるとは言えない値です。

低かったのは春(3〜5月)だけでした。年間を通して全国とはっきり違ったのは、むしろ進入です。6艇が枠番どおりのコースに入ったレースが89.51%あり、24場で2番目に多い場でした。

読み終えると、びわこの出走表で、展示の進入と開催の月のどちらを先に見ればいいかが分かります。公式の「ダッシュ勢」「まくり」「春〜夏の風」の説明がどこまで数字に出ていたかと、水位のように記録が無くて確かめられないことも分けて書きます。

集計に使ったのは、ZEN AI LAB が販売している自社ツールで取ったデータで、中止のレースは除きました。買い目や予想の話は出てきません。ほかの場のこと、データの見方の全体は競艇のデータの見方と集め方にまとめています。

公式の説明と、数えて分かったこと

BOATRACE 公式サイトの場の紹介は、びわこのレースを次のように書いています。

淡水で水が硬い上に標高も高い。ダッシュ勢の出番が多くなり、まくりも決まる。

ボートレースびわこの公式サイトは、同じ文の後半を「決まり手が多彩」としています。水面については、両方とも「春~夏は沖から風が吹き水面も荒れる」です。

公式の説明数えたこと結果
ダッシュ勢の出番が多い4〜6コースの1着18.47%(全国18.62%)。差は見えない
まくりも決まるまくりの1着14.38%で逃げに次ぐ2番目。全国(15.54%)より多くはない
決まり手が多彩決まり手の偏り24場で9番目。中ほど
春~夏は風が吹き荒れる季節ごとの風速5m以上は春夏が秋冬より多い。ただし全国より弱く、最多は12月
淡水・標高・水の硬さ数える列が無い確かめていない

1号艇の1着率は54.01%で、全国の54.59%と差があるとは言えません。24場で高いほうから16番目です。

進入は24場で2番目に枠どおり

6艇が枠番どおりのコースに入ったレースは、びわこで89.51%でした。全国は80.53%です。24場で上回るのは江戸川(99.92%)だけでした。江戸川を除いた全国は79.78%なので、びわこは他の場より10ポイント近く枠どおりに入ります。

24場の枠なり進入の割合を低い順に並べた横棒グラフ。びわこは89.51%で、江戸川の99.92%に次ぐ2番目。最も低いのは浜名湖の72.60%

枠番ごとに見ると、外の枠ほど全国との開きが大きくなります。

枠番枠どおりのコースに入った割合(びわこ)全国
4号艇92.95%87.86%
5号艇90.32%83.06%
6号艇91.82%85.52%

年ごとでは、2023年86.80%、2024年89.21%、2025年90.06%、2026年92.59%と、少しずつ上がっています。番組名に「固定」と付いたレースは1つもありませんでした。進入を固定したレースが混ざって率が上がったわけではなさそうです。

スタート展示と本番で、6艇の進入がまったく同じだったレースも96.71%あります(全国88.01%)。展示で並んだ形が、そのまま本番の並びになることが多い場です。展示と本番の進入の違いについては競艇のスタート展示の見方で全国の数字を書いています。

まくりは「決まる」が多くはない。差しが多め

びわこと全国の決まり手の割合を並べた棒グラフ。逃げ51.96%(全国52.39%)、差し13.87%(12.60%)、まくり14.38%(15.54%)、まくり差し12.79%(11.86%)、抜き6.29%(6.75%)

まくりの1着は14.38%で、逃げに次いで2番目に多い決まり手です。公式の「まくりも決まる」は、その意味では数字と合っています。ただ、全国と比べると1.16ポイント少なく、偶然の上下を見込んだ95%の幅も−1.93〜−0.39でした。24場では多いほうから14番目で、まくりの多い場とは言えません。

全国より多かったのは差しです。13.87%で全国より1.27ポイント多く、幅は0をまたがず、2023〜24年と2025〜26年の両方で同じ向きでした。差しの約3分の2(65.35%)は2コースからで、全国(67.76%)と同じような内訳です。全国より多い分は2〜4コースに少しずつ散っていて、どこか1つのコースに偏ってはいません。

4コースの艇がまくりで勝ったレースは3.97%で、全国の4.93%よりやや少なめです。4〜6コース全体の1着も18.47%で、全国の18.62%とほぼ同じでした。「ダッシュ勢の出番が多い」は、1着の数では確かめられませんでした。

進入が枠どおりになりやすいことが、決まり手に効いているのかも確かめました。枠どおりのレースだけで比べても、まくりは13.56%(全国14.62%)、差しは13.75%(全国12.46%)です。進入の違いを除いても、同じ向きの差が残りました。

「決まり手が多彩」は、6つの決まり手の割合がどれだけ1つに偏っているかで見ました。びわこは偏りの小さいほうから24場で9番目です。多彩と言えるほどの差ではありませんでした。決まり手の意味は競艇の決まり手にあります。

春は1号艇が全国より低い

季節びわこの1号艇全国風速5m以上(びわこ)
春(3〜5月)51.36%55.23%14.91%
夏(6〜8月)53.19%53.55%11.52%
秋(9〜11月)56.30%54.81%5.70%
冬(12〜2月)55.28%54.89%13.32%

春の1号艇は全国より3.88ポイント低く、幅は−6.20〜−1.56でした。2023〜24年は52.86%、2025〜26年は49.59%で、どちらも全国を下回っています。夏・秋・冬は全国と差が見えません。

風のせいかを確かめるため、全国の春の風速ごとの率を、びわこの春の風の吹き方に当てはめました。計算上の1号艇は55.52%で、実際の51.36%より高くなります。春のびわこの風は全国の春より弱いので、風の強さでは春の低さを説明できません。

月ごとに見ると、3月が50.00%、5月が50.63%と低く、4月は56.33%でした。4月は300レースと少なく、月ごとの値は大きくぶれます。原因は確かめていません。

春夏は秋冬より風が強い。ただし全国より弱い

公式の「春~夏は沖から風が吹き水面も荒れる」に近いのは、風の強さの季節による動きです。

月ごとに、風速5m以上だったレースの割合をびわこと全国で比べた折れ線グラフ。びわこは5月18.42%、12月21.43%が高く、9月4.05%、10月3.95%は全国の3分の1ほど

びわこの風速の平均は2.56mで、全国の2.80mより弱く、24場で強いほうから17番目です。5m以上の風は11.48%で、全国の15.83%を下回ります。

びわこの中で比べると、5m以上の風は春夏が12.95%、秋冬が9.88%で、春夏のほうが多くなります。公式の説明と同じ向きです。全国では春夏のほうが少し静かなので、びわこは全国と反対に動いています。それでも春夏の12.95%は、全国の春夏(15.51%)より低い値です。

ただし月で見ると、5m以上がいちばん多いのは12月(21.43%)でした。春から夏だけが風の強い時期とは言い切れません。目立って静かなのは9月と10月です。「沖から」という向きは、手元の記録の風向きの番号と方位の対応が場ごとに定まらないため、数えていません。風と1号艇の関係を24場で比べた話は風速で競艇はどう変わる?にあります。

うねり・水位・波は、記録では確かめられない

ボートレースびわこの公式サイトの基本情報には「流れ・水位変化:多少有り」と書かれています。水位について公式にあるのはこの一行で、今回読んだ公式のページ(BOATRACE 公式サイト2ページ、びわこの公式サイト2ページ)に「うねり」という言葉はありませんでした。BOATRACE 公式サイトの場情報は、水質を淡水、干満差をなしとしています。

手元のデータに、水位や潮位の列はありません。水位で成績が変わるかは、この記録では数えられません。

波の高さの列はあります。ところが、びわこの記録では波高と風速が同じ数字のレースが66.48%ありました。住之江(12.98%)や浜名湖(12.46%)と比べて大きく、波の列が風速を写した値になっている可能性があります。そのため、この記事では波の数字を使っていません。そのため「水面が荒れる」は、波の記録では確かめられません。

枠どおりの進入を、自分の表で数える

びわこの進入の特徴は、艇ごとの CSV に式を1つ書くだけで確かめられます。

  1. びわこの艇ごとの CSV を用意する(1行が1艇。J列が枠番、AS列が本番の進入コース、AW列が決まり手)
  2. 枠番を1つ決めて、その枠の艇が同じ番号のコースに入った割合を出す
  3. 年や季節で区切って、同じ向きが続くかを見る
  4. よく行く別の場でも同じ式を入れ、並べて比べる

5号艇なら、式は次のとおりです。決まり手が空の行(中止のレース)は除いています。

=COUNTIFS(J:J,5,AS:AS,5,AW:AW,"<>")/COUNTIFS(J:J,5,AS:AS,"<>",AW:AW,"<>")

手元のデータでこの式を数えると、5号艇は7,577÷8,389で90.32%になりました。春の1号艇を確かめるなら、A列の日付から月を取り出す列を足して、3〜5月に絞ります。1号艇の1着947レースを1,844レースで割ると51.36%です。式の組み方は競艇のデータ分析をエクセルでする方法に詳しく書いています。

困るのは件数です。びわこで30日に開かれるレースは中央値で204レースです。1号艇の率のような50%前後の値は、30日分だと上下およそ6.8ポイントぶれます。30日分だけでは、春の3.88ポイントの差は偶然と見分けられません。

手で写すなら、6艇のコースと着順に、決まり手・風速・波高を足して1レース15マスです。びわこの8,496レースで127,440マスになります(行数からの推定)。この写す作業は、次の自社ツールで置き換えられます。

びわこのデータを何年分も持つには

この記事の数字は、ZEN AI LAB が作った自社ツール BoatData Collector Pro で集めたデータから出しています。今回は販売版の画面を使わず、同じプログラムのコマンド操作で取得しました。

  • 場と期間を選ぶと、出走表・展示/直前情報・結果・払戻などをまとめて集めます
  • 取得が途中で止まっても続きから再開でき、取得済みの分は取り直しません
  • レースごとに1行、艇ごとに1行の Excel・CSV に出力します

予想・買い目・自動投票の機能は、どちらの版にもありません。BOATRACE や公式サイトとは関係のない非公式のツールで、データの正確性は保証していません。

春の差のように年をまたいで見たい数字があるなら、BoatData Collector Pro のページをご覧ください。無料版で取れるのは直近30日までで、LINE 公式アカウントの友だち追加のあとに受け取れます。詳しくは無料版のページにあります。

近畿・北陸の場をもう1つ見るなら、三国競艇の特徴で朝と昼の1号艇の違いを数えています。

競艇のデータを、何か月分も自分で集めて数えるなら

BoatData Collector Pro の商品画像。全国24場の競艇データを集めて Excel・CSV に出力、重複取得しない、月額0円の買い切り

BoatData Collector Pro は、競艇の公開データを期間と競艇場を選んで集め、Excel・CSV に書き出す自社ツールです。予想や買い目は出しません。保存できるのは2016年10月1日以降のレースです。

  • BoatData Collector Pro:6,000円(買い切り・note。ココナラでも6,000円)
  • 分析版 BOAT DATA PRO:10,000円(ココナラ)。集めたデータを進入コース別・選手別などに集計する画面つき
  • 無料版:直近30日まで(LINEで受け取り)
実際の画面7枚で使い方を見るnote で購入する(6,000円)分析版 BOAT DATA PRO を見る(ココナラ)まず無料版を受け取る

価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。

確かめたことと、データでは分からないこと

  • 公式の説明は、BOATRACE 公式サイトの場の紹介・場情報と、ボートレースびわこの公式サイトで読みました
  • 「まくりも決まる」は、まくりが逃げに次いで多い点では合っていました。全国より多いとは言えません
  • 淡水・標高・水の硬さは記録に列が無いので、データでは確かめられません
  • うねり・水位は記録に無く、波は風速と同じ値の記録が多いため使っていません
  • 風向きは数えていません。進入の多さと春の低さの原因は、まだ確かめられていません
  • どの数字も過去の集計で、今後のレースの結果を保証しません

まとめ

びわこは進入が崩れにくい場でした。1号艇は年間では全国並みで、低いのは春だけです。決まり手は差しが多めでした。

  1. 展示の進入を見て、枠どおりかを先に確かめる。びわこは96.71%のレースで展示と本番の進入が同じ。枠どおりなら、この記事の決まり手の数字(差しが多め、まくりは全国より少なめ)をそのまま当てはめられる。本番で枠どおりでなかったレースは約1割(10.49%)で、その分の率は出していない
  2. 4〜6号艇は「ダッシュだから」とまとめて見ない。4〜6コースの1着は全国と変わらない
  3. 春(3〜5月)は、1号艇の率を全国並みとして読まない

進入が24場でいちばん崩れやすい場との比べ方は、浜名湖競艇の特徴が参考になります。場ごとの1着率の並びは競艇24場の枠番別・コース別1着率にあります。

LAB 記録(読み飛ばしてかまいません)

  • 研究用データベースを読み取り専用で開いて数えました。計画は数える前に書きました。ダッシュ・まくり・決まり手の偏り・季節の風は計画どおりです。進入・差し・春を主役にしたのは結果を見てからです
  • 結果を見てから足した集計は、枠なりの年ごと・番組名・展示との一致・枠なりのレースだけの決まり手、春の風の当てはめ、月ごとの風、差しのコース内訳、枠どおりでなかったレースの割合です
  • 冒頭の質問は Yahoo!知恵袋の質問本文(2020年10月7日の投稿)で、ZEN AI LAB の悩み調査(2026年11月5日)で記録したものです
  • 差と呼んだ条件は、全国との差の95%の幅が0をまたがない、1.0ポイント以上、前半と後半で同じ向き、の3つです。比べた数が多いので、偶然で条件を満たすものが混ざる可能性があります
  • 季節の風は、春夏と秋冬の(びわこ−全国)の差を比べました。春夏は全国より2.55ポイント少なく、秋冬は6.35ポイント少ない。その差は+3.80ポイント(幅2.41〜5.19)です
  • 決まり手の偏りは、6つの決まり手の割合を2乗して足した値です(びわこ0.3302・全国0.3332)。小さいほど1つに偏っていません
  • 波高と風速が同じだった割合は、ZEN AI LAB が10月31日に24場で数えた値です(本番の天候の記録)
  • レース番号別では、7Rが4年とも全国より低く(−5.75)、6Rは年によって大きくぶれました。比べた数が多いので本文では扱っていません
  • まくりの差は、2025〜26年だけで見ると幅が0をまたぎます(2023〜24年は−1.41、2025〜26年は−0.89)
  • 4コースのまくりの差(−0.96)は、計画で決めた「差」の条件(1.0ポイント以上)に届いていません
  • 差しのコース内訳は、Critic の指摘を受けて結果を見てから足しました
  • 枠どおりの割合と展示との一致は、6艇すべての進入が記録にある8,304レースで数えました
  • 期間は2023年1月3日〜2026年9月27日、開催は704日です。全8,496レースのうち中止の89レースを除きました。艇ごとの CSV にすると50,976行です
  • 比較先は全国207,662レース(全210,600レースから中止を除く)で、びわこ自身も含みます
  • 式の検算: 1号艇の1着は4,541÷8,407で54.01%、4〜6コースの1着は1,553レースでした
  • 1号艇の全体の差は、2023〜24年が+0.42、2025〜26年が−1.69で、向きがそろいません
  • 公式の表(進入コース別データ・2026年8月〜10月)でも、5枠が5コースに入った割合は90.0%でした。期間が違うので、この記事の数字とは直接比べていません
  • 30日のレース数は全日を起点に30日ずつ数えた中央値です
  • 取得は2026年9月28日、ツールのコマンド操作によるものです。取得元は非公式の API と公式の配布ファイルです
  • 公式は2026年11月5日に、BOATRACE 公式サイトの2ページ(場の紹介・場情報)と、びわこの公式サイトの2ページ(水面特性・進入コース別データ)を1回ずつ読みました。要約を通した読み取りで、実ブラウザでの一字一句の照合はしていません。販売ページの記述は2026年10月29日の保存分によります