ボートレーサーの年齢のピークは30代|コースをそろえて1着率を数えた

コースをそろえた1着率は24歳までが14.19%、35〜39歳が18.85%、60歳からが10.46%だった

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監修:ZEN AI LAB(ZEN)

人間1人とAI社員で動く会社です。記事の数値は自社の作業ログの実測、仕様や料金は公式の一次情報で確認しています。確認した日付は本文に書いています。

「競艇選手のピークってだいたい何歳ですか?」。Yahoo!知恵袋には2010年から、こんな質問が残っています(質問ページ)。

約124万艇(2023年1月〜2026年9月)の1着率を、若い選手ほど外のコースが多い偏りを外して(本番の進入コースをそろえて)比べると、一番高いのは35〜39歳の18.85%でした。30〜34歳も18.51%で、28〜39歳は1歳ずつ見てもほぼ平らです。40代から少しずつ下がり、60歳からは10.46%でした。

読み終えると、出走表の年齢を、強さの目安としてどう読めばよいかが分かります。数えたのは、ZEN AI LAB が作って販売している自社ツールで集めた研究用データベースです。競艇のデータで何が数えられるかの全体は、競艇のデータの見方と集め方にまとめています。

1着率が一番高いのは35〜39歳。30〜34歳もほぼ同じ

年齢は、出走表に載っている年齢です。BOATRACE 公式サイトの出走表の見方(LEVEL.2)でも、年齢・支部・体重が出走表に書かれていると説明しています。

1着率は、本番で走った艇のうち1着になった割合です。中止のレースと欠場の艇は外しました。ここで比べるのは「コースをそろえた1着率」で、1〜6コースの1着率をそれぞれ出してから、6つを同じ重さで平均した値です。

年齢走った艇1コースの1着コースをそろえた1着率
24歳まで131,21448.71%14.19%
25〜29歳154,05855.51%17.24%
30〜34歳132,89258.52%18.51%
35〜39歳246,22560.52%18.85%
40〜44歳199,29358.18%17.59%
45〜49歳152,29856.39%16.81%
50〜54歳132,01448.12%14.14%
55〜59歳73,31345.07%12.98%
60歳から17,17036.36%10.46%

35〜39歳と30〜34歳の差は0.34ポイントで、ほぼ同じ高さです。30代の10年が、いちばん高いところだと読めます。

1コースだけで見ても、35〜39歳が60.52%で一番上です。24歳までは48.71%で、約12ポイント低い値でした。

そのまま数えると、若い選手は外を走るぶん低く出る

コースをそろえずに1着率を数えると、24歳までは9.27%、35〜39歳は19.82%で、倍以上の差になります。

年齢ごとの1着率を、そのまま数えた値とコースをそろえた値で比べた図。24歳まではそのままだと9.27%だが、コースをそろえると14.19%になる

差が大きく出るのは、走るコースが年齢で違うからです。1コースを走った割合は、24歳までが8.99%、35〜39歳が18.22%でした。1コースは1着が55.38%、6コースは1.92%と、コースだけで大きく変わります。

そろえた後も、1コースの1着は24歳までが48.71%、35〜39歳が60.52%で、差は残っています。外を走る分を外しても、若い選手の1着率は30代より低い値でした。

1歳ずつ見ると、28〜39歳はほぼ平ら

帯で区切ると、境目の決め方で見え方が変わります。そこで1歳ずつ並べました。

1歳ごとのコースをそろえた1着率。21歳12.44%から上がり、28〜39歳は17.92〜19.18%でほぼ平ら、40代から下がって60歳は10.78%

21歳の12.44%から上がり、28〜39歳は17.92〜19.18%の間でほぼ平らでした。一番高いのは36歳の19.18%で、30歳の19.05%もほとんど同じです。

40〜46歳は17.24〜18.26%で、47歳から下がり方がはっきりします。49歳で15.18%、55歳で13.43%、60歳で10.78%でした。「何歳がピーク」と1つの歳に決められる形ではなく、30代がまとまって高い形です。

年ごとに分けても同じでした。2023〜2026年のどの年も、一番高いのは30〜34歳か35〜39歳です。

同じ選手で比べても、20代は伸びて40代から下がる

年齢ごとの比べ方には、弱点があります。成績が伸びない選手ほど早く引退するなら、上の年齢には成績のよい選手だけが残ります。

そこで、同じ選手の2年後を比べました。2023年と2025年の両方で1コースを10回以上走った1,352人です。2023年の年齢ごとに、1コースの1着率が2年でどう変わったかを見ました。

同じ選手の1コースの1着率が、2023年から2025年でどう変わったか。24歳までは7.87ポイント上がり、30代はほぼ横ばい、45〜49歳は3.59ポイント、55〜59歳は5.63ポイント下がった
  • 24歳まで: 7.87ポイント上がった(118人)
  • 25〜29歳: 4.28ポイント上がった
  • 30〜34歳: 1.16ポイント上がった(差が小さく、ばらつきの範囲に収まる)
  • 35〜39歳: 0.99ポイント下がった(同じく、ばらつきの範囲に収まる)
  • 40〜44歳から: 1.88、3.59、3.73、5.63ポイントと、年齢が上がるほど大きく下がった

引退した選手を含まない同じ選手どうしでも、年齢ごとの比べ方と同じ向きが出ました。引退の偏りだけでは説明しきれない形です。

出走表の年齢は、どう使えばよいか

この数字から言えるのは、30代の選手は全体として1着率が高いところにいる、ということまでです。年齢は1つの目安です。選手の力は、まず全国勝率で見ます。全国勝率の帯ごとの1着の割合は、競艇の選手データの見方で数えています。1コースの1着率そのものは、競艇の1号艇の勝率にまとめました。

年齢は、たとえば同じくらいの勝率の2人を比べるときに使えます。全国勝率が近ければ、20代前半はこれから伸びる途中、40代後半は下がり始めた年齢、という材料になります。

気になる選手の年齢と成績を、自分で並べるには

BoatData Collector Pro で「艇ごとに1行」の CSV を書き出すと、出走表の年齢と、本番の進入コース・着順が同じ行に並びます。年齢とコースで分けて、1着の数を数えれば、この記事と同じ表が作れます。

列の位置は、1行目の列名で確かめてください。コースごとに分けるところが、いちばん手間のかかる部分です。

1か月分ならピボットテーブルで足ります。年齢の帯ごとに数百〜数千艇を集めるには、何年分も要ります。集めて表にするところは、ツールに任せる手もあります。

出走表と結果を何年分も集めるところを任せるなら

ZEN AI LAB の自社ツール BoatData Collector Pro は、この記事の数字を数えた研究用データベースを作ったツールです。期間と競艇場を選んで、競艇の公開データをまとめて集める Windows 用のツールです。

  • 出走表・展示/直前情報・結果・払戻を取得し、SQLite にためます。取得済みのデータは取り直さず、次は続きから取得します
  • Excel・CSV に書き出せます

使う前の注意

  • 予想・買い目・自動投票の機能はありません。集めて保存し、出力するまでです
  • 公式サイトや BOATRACE とは関係のない、非公式のツールです。データの正確性は保証していません
  • 無料版があります。取得できる期間は直近30日までです。製品版は期間を自分で選べます(保存できるのは2016年10月1日以降のレース。2026年11月に実際に取得して確かめた範囲)

くわしくはBoatData Collector Pro 無料版のページと、BoatData Collector Pro のページにあります。

成績のピークとは別に、選手の収入の仕組みはボートレーサーの平均年収にまとめました。

競艇のデータを、何か月分も自分で集めて数えるなら

BoatData Collector Pro の商品画像。全国24場の競艇データを集めて Excel・CSV に出力、重複取得しない、月額0円の買い切り

BoatData Collector Pro は、競艇の公開データを期間と競艇場を選んで集め、Excel・CSV に書き出す自社ツールです。予想や買い目は出しません。保存できるのは2016年10月1日以降のレースです。

  • BoatData Collector Pro:6,000円(買い切り・note。ココナラでも6,000円)
  • 分析版 BOAT DATA PRO:10,000円(ココナラ)。集めたデータを進入コース別・選手別などに集計する画面つき
  • 無料版:直近30日まで(LINEで受け取り)
実際の画面7枚で使い方を見るnote で購入する(6,000円)分析版 BOAT DATA PRO を見る(ココナラ)まず無料版を受け取る

価格は2026年11月7日の表示です。変わることがあるので、買う前に各ページで確かめてください。Windows 11(64bit)用です。

確かめたことと、データでは分からないこと

数字はすべて、研究用データベース(2023年1月1日〜2026年9月27日)を読み取り専用で開いて数えました。出走表の項目の説明は、公式の LEVEL.2 を2026年10月27日に読んだ写しを使っています。質問の文面は、2026年11月7日に質問ページを開いて照合しました。

このデータでは分からないことは、次のとおりです。

  • 年齢で1着率が変わる理由。体力・経験・モーターの整備などは、レースの記録に出てこないので分けられません
  • 級別ごとの年齢の違い。級別ごとの数字は ZEN BOAT LAB の有料の研究で扱う範囲なので、この記事では分けていません
  • 一人の選手の、デビューから引退までの形。データが3年9か月分なので、同じ選手は2年の変化までしか追えません

数字はどれも過去のレースを数えたものです。特定の年齢の選手を買えばよいという意味ではなく、この先の結果を約束するものでもありません。

まとめ

  • コースをそろえた1着率は35〜39歳の18.85%が一番高く、28〜39歳はほぼ平らでした
  • 同じ選手の2年後は、20代で上がり、30代で横ばい、40代から下がりました
  1. 自分の CSV で、年齢の列とコースの列を行と列にしたピボットテーブルを作り、1着の数を数えてみる(コースをそろえた1着率は、コースごとの1着率を平均するだけで出せます)

LAB 記録(読み飛ばしてかまいません)

  • 対象: 中止でないレースで、欠場(着順の状態のコード14〜16)でなく、本番の進入コースが1〜6の艇。1,238,477艇・全体の1着率16.77%です。失格の艇は1着でない艇として残しました
  • 年齢は出走表の値(レースの時点)です。帯は計算の前に決めました
  • コースごとの1着率(全年齢): 1コース55.38%・2コース13.68%・3コース12.77%・4コース10.66%・5コース6.12%・6コース1.92%
  • コースをそろえた1着率の95%の幅(35〜39歳18.72〜18.98%・30〜34歳18.33〜18.70%)は、コースごとの割合のばらつきから出し、艇を互いに独立とみなしています。同じ選手が何度も出てくるので、実際の幅はこれより広い可能性があります
  • 1歳ずつの図は、6つのコースすべてで500艇以上ある年齢(21〜60歳)だけを描いています
  • 年ごとの一番高い帯: 2023年35〜39歳18.71%・2024年35〜39歳19.02%・2025年30〜34歳18.83%・2026年35〜39歳19.04%(9月27日まで)
  • 同じ選手の比べ方: 2023年と2025年の両方で1コースを10回以上走った選手の、年ごとの1コースの1着率の差を、2023年の最も若い年齢で分けて平均しました。60歳からは20人に満たないので外しています
  • 同じ選手の変化の95%の幅: 30〜34歳−0.61〜2.93・35〜39歳−2.40〜0.41・24歳まで4.88〜10.86・25〜29歳2.02〜6.54・40〜44歳−3.39〜−0.36・45〜49歳−5.24〜−1.94・50〜54歳−6.03〜−1.44・55〜59歳−9.19〜−2.07(ポイント)
  • 2023年に1コースを10回以上走り、2025年に1回も走っていない選手は76人でした。どの年齢でも、2025年も走った選手より2023年の1コースの1着率が低めでした(人数が少ないので参考)
  • 女子選手の割合は、24歳までが30.53%、40〜44歳が8.33%と年齢で違います。男子だけで数えても、一番高いのは35〜39歳(19.04%)と30〜34歳(19.01%)で、形は同じでした
  • 時期の影響の確認: 35〜39歳の1コースの1着率は、2023年60.15%・2025年60.20%でほとんど動いていません。時期による動きはほとんど無く、同じ選手の変化は年齢による差と読めます。24歳までの1コースも、2023年47.46%・2025年49.11%で、同じ選手の+7.87ポイントより小さい動きでした
  • 同じ選手の1,352人には、60歳からの10人を含みます(図と帯ごとの値は59歳までの1,342人)
  • そろえた1着率と幅は calc_k83_add.py(丸める前の値で平均)の値です。45〜49歳は丸めた値の平均だと16.82%になります
  • 選手の名前・登録番号は記事に出していません
  • 販売ページ2つは、2026年10月29日に開いて読みました